今回は、多くの方が一度は経験したことがある、または1度も経験がないけども恐怖を感じている「ぎっくり腰」についてです。
ぎっくり腰には2つのパターンがあります。
一般的に広く知られているのは、ふとした瞬間に激痛が走り動けなくなる「急にぎっくり」です。
ドイツ語で「魔女の一撃(Hexenschuss:へくせんしゅす)」と呼ばれるほど不意打ち感が強く、実際に90%以上の方がこのパターンで発症します。正式名称は「急性腰痛」といいます。
しかし、もう一つ見逃せないのが「だんだんぎっくり」です。瞬間的ではなく、少し時間をかけてだんだん痛みがひどくなり、最終的に動けなくなるパターンです。
どちらのパターンも、「筋骨格の状態」の傾向は同じです。なりやすい方は、決まって腰椎や骨盤に明確な歪みがあり、腰の筋肉の張り(疲労)がかなり強い傾向にあります。この状態では、ご自身で良い姿勢を心がけても、常に腰へ負担がかかり続けてしまいます。
だんだんぎっくり腰は、良い姿勢をすると痛いのは勿論、足を組んだり、腰を丸くしても痛みから解放されず、楽な姿勢がなくなっています。このように「痛みの回避姿勢がない」というのは、どの姿勢でも患部に強い負荷がかかってしまい、体を支えるのに限界を迎えている何よりの証です。

<ぎっくり腰の3つのレベル>
ぎっくり腰の重症度は、大きく3段階に分けられます。
• 【軽度】 日常生活はできるが、曲げ伸ばしなどの動作時にズキッと痛む。
• 【中等度】 かなり強い痛みがあり、なんとか歩けるが動きがかなり制限される。
• 【重度】 寝返りや起き上がりがほぼできず、日常生活が全く送れなくなる。
大切なのは、軽度や中等度の段階で「重度に悪化させないこと」「今のうちにしっかり治すこと」です。
<だんだんぎっくり腰症例成果>
先日、腰痛がひどくなってしまったY様(50代女性)。
Y様はぎっくり腰の経験がないですが、「あれ?痛みが強いな」と思いながらお仕事をされているうちに、だんだん座っていられなくなり、寝ていても痛むほどに悪化してしまいました。9月の気圧が低く悪天候続きも大きな要因だったと考えられます。
来院時は「軽度」から「中等度」に移行しそうな、なんとか踏みとどまっている状態。屈むときはとにかく気をつけていらしたそうですが、何かのきっかけで一気に重度化する危険性もありました。
そのため、この段階でしっかりと回復させることが極めて重要でした。
当院では、どんな不調も1分1秒でも早く改善し楽になって頂くことを常に意識しています。それは想いだけではなく、施術内容や施術方針にもしっかり落とし込んでいます。
当院には、どんなに重度なぎっくり腰であっても、これまで「3回以内の施術で日常生活に復帰できる状態」へと導いてきた確かな実績とノウハウがあります。
Y様のお体を問診・検査したところ、幸い動作痛は極限まで酷くなってはいなかったため、「1回の施術で大きく改善できる」と判断しました。ぎっくり腰は、通常の腰痛(鈍痛など)と同じように普通に施術をしてはいけません。施術の組み立て方がまったく異なります。
Y様はうつ伏せの状態でも痛みがハッキリ出ていたため、施術中の腰への負担を最優先に考慮し、周辺組織から丁寧かつ慎重にアプローチしていきました。筋肉を優しく緩めながら、腰椎の歪みを整えることも意識して丁寧なアプローチを行っていきます。
筋肉の強い張りと歪みをしっかり取り除き、どんな姿勢でも楽にすることで、「ぎっくり腰を再発してしまう可能性」と「患者様の不安」を極力ゼロに持っていくことが施術のゴールです。
施術途中で痛みが大幅に軽減されていることは、Y様も私も感じ取れていました。施術後、ベッドから起き上がっていただくと、「痛くない大丈夫です。」と、とても楽になったことを実感していただけました。
施術前は少し不安そうでしたが、一瞬で安心の笑顔に変わり、私も一安心です。最後に、日常生活での動作のコツをお伝えして施術を終了しました。
<ボヤの段階で火事を防ぎましょう>
ぎっくり腰は、小さなボヤ(予兆)のうちに抑えておけば、大火事(重度化)にはなりません。
「姿勢を変える時にピキッ、ズキッと瞬間的な痛みが走ることがある」
「仰向けに寝ると腰が痛い(眠気が勝りそのまま寝てしまうと危険)」
「座っていても立っていても、腰痛が楽になる姿勢が見つからない」
これらは、ぎっくり腰の危険信号です。
当院では、施術で回復されて大丈夫になっても、立つ時や屈む時の腰への意識の仕方はもちろん、お一人お一人の生活習慣やお体の状態に合わせた最適なアドバイスを丁寧にお伝えします。
「これってぎっくり腰危ないかな?」「いつもと違う痛みだな」と不安に思われたら、悪化して動けなくなる前に、ぜひ当院にご相談ください。全力であなたの回復をサポートいたします。
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