【まるオホ】えがき屋ATSUMI〜ご縁と挑戦が描く、唯一無二の色

2026年9月1日公開
生まれも育ちも北見市という、「えがき屋ATSUMI」代表の沼田篤美(ぬまたあつみ)さん。
おっとりとした柔らかい雰囲気をまといながらも、内面には確かな熱量と強い芯を秘めたアーティストです。
彼女のもとには、イベント出店や企業・個人からの制作依頼が絶えません。
しかし、その活躍の裏側には「人とのご縁」を何よりも大切にし、愚直に挑戦を重ねてきた歩みがありました。

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1.アートとの出会いと「えがき屋」としてのスタート

昔から絵を描くことが好きだった篤美さん。大きな転機となったのは10代後半の出来事でした。
芸術大学に通う友人が、当時大人気だった芸能人の似顔絵を描いてプレゼントしてくれたそうです。
それを見て、「自分も描いてみたい!」と胸が高鳴り、写真を見ながら夢中で描き始めたのが原点です。
その後、結婚や子育てを経験する中で、一度は絵から遠ざかっていました。
子育てが少し落ち着いたタイミングで、趣味として似顔絵制作を再開。
知人へプレゼントをしているうちに、お返しに多くのお礼をもらうことが増え、「お返しの方が高くなってしまう」
と申し訳なくなり、「プロとしてちゃんと対価をいただき、仕事として向き合おう」と一歩を踏み出しました。

プロとしての第一歩は、友人に声をかけてもらい出店した津別町のイベントです。
限られた時間で仕上げるため、ハガキサイズの似顔絵を10分程度で描く練習を重ねて臨みました。
また、別の友人とのコラボで生まれた「バルーン×似顔絵」の贈り物やウェルカムボードの販売など…
事業は順調に軌道に乗っていきました。


2.コロナ禍の苦境と、人生を変えた「アクリルアート」との出会い

順調に思えた活動でしたが、突如訪れたコロナ禍が影を落とします。
イベントの中止や結婚式の延期が相次ぎ、似顔絵の需要は一気に途絶えていきます。
それでも「なんとか乗り切ろう」とLINEスタンプやSNS用の似顔絵アイコンの制作を地道に続けていたある日、
濃厚接触者となり自宅待機を余儀なくされます。
その際、YouTubeで偶然出会ったのが「アクリルアート(フルイドアート)」でした。
アクリル絵の具に専用液を混ぜ、キャンバス上に流し込んで生まれる模様を楽しむアート。
その美しさに惹かれ、通信でレシピを学び、独学で試行錯誤スタートします。
「計算通りにいかないところが面白い。
完成するまでどうなるか分からないワクワク感と、好きな時に自由に描けるところがいい」とその魅力を語る篤美さん。
初個展は地元・オホーツクの温泉施設でした。絵の具の偶然性が織りなす幻想的な世界観は、多くの訪れる人を魅了しました。


3.ターニングポイントと、途切れない「ご縁の連鎖」

篤美さんの歩みは、常に人と人とのつながりによって広がっています。
大きなターニングポイントとなったのは2023年。
コンサート設営のアルバイト中に、タレントの綾小路きみまろさんと出会った時のことです。
篤美さんが手渡した似顔絵を気に入ったきみまろさんから、サイン色紙用のステッカーイラストの依頼がありました。
「自分には無理…」と一瞬怯みながらも「これは大きなチャンスだ」と挑戦を決意。
この出来事をきっかけに知名度が高まり、大きく背中を押されることとなりました。

また、SNSを通じて作品を知った二胡奏者・福本ゆめさんとのコラボも実現。
ゆめさんのCDジャケットにアート作品が採用されたほか、念願の二胡とコラボするライブペイントも開催。
1年前に「一緒に何かやりたいね」と話が出ていましたが、自信がなく、「もっと経験を積んでから」と思っていましたが、
今年に入り再びお誘いを受け、8月に実現したものでした。
こちらのコラボイベント、私も観覧させてもらいましたが、二胡の美しい音色に合わせて
リアルタイムで描くあつみさんのアクリルアートは、会場全体をほどよい緊張感と、心地よい空気が包み込み、
とても素敵な空間でした。
(こちらの様子は公式メルマガで裏話として公開します。メルマガ登録はコチラ)

その他にも、占い師や手相鑑定士の友人とのコラボによる「オラクルカード」の制作や限定販売、
北見のローカルフードをモチーフにしたキャラクター「肉もちマン」のグッズ展開など、表現の幅はとどまることを知りません。


4.人前で描く理由——無心で紡ぐ「出来立てのアート」

人前で描くことに抵抗を感じるアーティストが多い中、篤美さんは、ライブペイントなど、
目の前で即興で絵を描くパフォーマンス活動も積極的に行っています。
「人前で描くというより、見てくれている人と一緒に作品を作っている感覚なんです。
筆で描くわけでもなく、頭で計算して描くわけでもない。
その場の雰囲気で描くので、自分自身も何が生まれるか分かりません」
特にこだわりを持っているのが、描き立ての時にしか見られない、色が乾く前のツヤ感。
気温や湿度によっても表情を変えるアートだからこそ、その一期一会の一瞬を直接感じてほしいと願っています。

また、自身で定期的に開催している体験ワークショップでは、参加者に好きな色を選んでもらい、
自由に表現してもらうスタイルをとっています。「自由に描く楽しさ」を伝える活動も、彼女の切なる想いの一つです。
こちらのワークショップも、先日、参加してきました。
そちらの模様も撮影裏話として公式メルマガにて公開します。(メルマガ登録はこちらから)



5.今後の夢——絵を携えて、世界へ

2025年、似顔絵師として活動10周年という節目を迎えたとともに、アクリルアートでは150作品以上を生み出してきた篤美さん。
アトリエに並ぶたくさんの作品の中で、お気に入りを聞くと…
色が出にくいと言われる黒のキャンバスの中に多彩なグラデーションが偶然現れたという一作を教えてくれました。
「譲ってほしいという声があっても、これだけは手放せない」という、彼女にとっても特別な作品です。

最後に、今後の夢を尋ねました。
「着物やTシャツなど、布ものや服の制作にもチャレンジしてみたいです。
そして何より、絵を描きながら日本中、そして世界中を旅してみたいです」
柔らかい笑顔の奥に、どこまでも広がる挑戦心。
「自ら動くことで、また新しい声がかかり、ご縁がつながっていく」
——篤美さんが大切にしてきたその一歩一歩が、温かい人の輪を広げ、次の挑戦へとつながっていきます。
次はどんな作品やコラボレーションを見せてくれるのか、これからの活動も目が離せません。



★イベント開催★
9月23日(水)、アクリルアート・ワークショップが開催されます。
好きな色、好きな形を選んで自分だけのアート作品が作れます。
【事前予約制】になっているため、参加希望の方は「えがき屋ATSUMI」までお問い合わせください。
(公式インスタグラムのDMかお電話にて)

Instagram: https://www.instagram.com/atsumi_egakiya/
電話: 080-5593-5334




~PROFILE~
えがき屋ATSUMI
https://atsumeeeeee.wixsite.com/Atsumi




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