左の股関節が痛い(歩くたび痛みがある)

股関節の痛みをご相談される方が時々おられます。

股関節の違和感や痛みは「そのうち良くなるだろう」とそのままにしておくと、悪化することが結構あります。また、痛みをかばった不自然な歩き方になりやすく、周囲に気づかれやすいという面倒な特徴もあります。頭痛や肩こりはある程度隠せますよね。


M様(女性60代)は、歩くとき(足をあげるとき)に左の股関節の付け根に痛みがある状態で来院されました。幸いまだ軽い方でびっこを引くほどまでは悪化していませんでした。

女性は、男性と比べて股関節の形状が浅い(大腿骨頭と股関節臼との関係性)ため、股関節の痛みや不調が起きやすいと言われています。当院では、90%以上が女性ですが、ご年齢は20代~80代と幅広く、痛みの程度や痛む位置(股関節の付け根が最多)は年齢は関係ありません。



<股関節痛の特徴>

多いのが、「歩行時(足を上げるとき)に痛みを感じやすい点」「放っておくと、どんどん強い痛みに発展していきやすい点」です。中には自立歩行ができず、ご家族に支えられて来院された方も何人かおられました。


<強い痛みに発展しやすい理由>

痛くても歩かないわけと生活できないので、そのたびに股関節に体重が乗り負荷が常にかかることと、椅子やソファーに座っている姿勢も痛めた股関節に負荷がかかるためです。ひどくなってしまった方は当院内に入られた瞬間に痛みをかばっているのが分かりますが、多くは痛みを放っておいた方です。


<股関節痛の整体施術>

股関節痛は痛む箇所により、痛みの原因を簡単に絞りやすいため、早く的確に施術をすることが可能です。そのため、痛みが悪化しやすい反面、治りやすい傾向があります(当院内データ)。体のどの痛みも原因を早く見つけることで、早く改善することが可能です。


施術すべき箇所はいくつもありますが、どこか一つ大事なポイントをあげるならば、やはり股関節の屈筋群(太ももを持ちあげる際に使う筋肉)への施術はマストです。M様もそうでしたが、この部分の張りが強いので、丁寧に緩め、股関節の可動域も回復させることで、痛みが再び起きにくいような施術をしました。

施術後は「足が軽くなった。歩きやすくなった。」と痛みの解消とともに喜んで頂けました。


女性に限らずですが、股関節の施術は少しデリケートな扱いが必要となります。特に当院が初めての方や、整体やマッサージ慣れされていない方には、必ずご説明してから施術するよう心掛けております。

股関節の違和感や痛みは、なるべくひどくなる前に対処した方が良いと思います。1回で完全に解消する場合もあれば、数回かかる場合もあります。ひどくなってしまわれた方も、最短で痛みを解消できるようしっかり施術させていただきます。


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