ユダヤ人の経営論①「頑張るんじゃない、経営しろ」

私が普段大変お世話になっているM社長。


20年近く資本主義のど真ん中で戦い、

財閥系企業とも直接取引するような経営者だ。

そのM社長が、海外プロジェクトでユダヤ人のエンジェル投資家と組んだ時の話。



👨‍🦰「Hey, M。お前の従業員は何人だ?」

🧓「5〜6人かな」

👨‍🦰「だから上手くいかないんだよ」

🧓「え?」



突然のダメ出しである。

理由を聞くと、その投資家はこう言ったらしい。



「日本の経営者は働きすぎる」



店頭に立つ。

営業する。

在庫管理する。

レジを打つ。

経理をする。

SNSを更新する。

クレーム対応をする。

そして気づいたら夜。



「それは頑張っている。」

「でも経営じゃない。」




誰でもできることは任せる。

空いた時間で、


人に会う。

学ぶ。

情報を集める。

5年後、10年後の会社の行く末を考える。


それが経営者の仕事だと。



その話を聞いた時、

私は素直に

「そりゃそうだな」

と思った。



日本を見渡すと、

寝る間も惜しんで夜中まで仕込みをする飲食店オーナー。

週7で店に立つ美容室経営者。

休みの日も電話が鳴れば対応する社長。

そんな人が本当にたくさんいる。



もちろん尊敬している。

本当にすごいと思う。

でも同時に思う。



あれ?

その人、

経営者なんだっけ?

それとも、

めちゃくちゃ優秀な従業員なんだっけ?



自由になりたくて起業した人も多いはずだ。


時間を自由にしたい。

人生の主導権を握りたい。

好きな仕事をしたい。



なのに気づけば、

朝から晩まで働いて、

休みの日も仕事して、

体調を崩しても休めない。



それって、

下手したら会社員より自由がない。



会社員なら、

有給もある。

社会保険もある。

休んでも会社は回る。



でも、

経営者なのに

自分が休んだ瞬間に会社が止まるなら。



それは会社を経営しているのか。

それとも、

自分専用の超絶ブラック職場を作っているのか。



耳が痛い話だけど、

私自身も全然人のことは言えない。

忙しいと、

「今日を回す力」

はどんどん上がる。

でも、

「未来を作る力」

は案外上がらない。




予定がびっしり埋まっていると、

なんだか仕事した気になる。

でも会社を変えるアイデアって、

意外と人に会った時だったり、

学んだ時だったり、

少し立ち止まった時に生まれる。



だから最近思う。

頑張ることは素晴らしい。



でも、

頑張ることと経営することは、

別物だ。



忙しい経営者ほど、

「何をやるか」より

「何をやらないか」

を考えた方がいいのかもしれない。



だって経営者の仕事は、

今日を乗り切ることじゃなく、

未来を作ることなんだから。



ユダヤ人の経営論② 脱・器用貧乏 一覧 「満腹な人に定食を売るな。」