出張後、娘に「さみしかったよ」と言われた話

出張後、娘に「さみしかったよ」と言われた話

土曜日の深夜、出張から帰ってきた。

帰宅したとき、娘はすでに爆睡中。
感動的な「ただいまー!!!」は、味わえずわたしも就寝。

そして翌朝。

まだ布団の中でゴロゴロしている私のところへ、
娘がトコトコ、トコトコとやってきた。


私はすかさず娘をぎゅーーーっと抱きしめて、

『ただいま!待っててくれてありがとうね!』と伝えた。

すると娘が、ちょっと真剣な顔でこう言った。

「かあちゃんがいなくて、(娘の名前)ちゃんは、さみしかったよ。」

……

……

なにそれ。かわいすぎて反則。

朝から母ちゃんのHPは一気に全回復した。





普通なら「ごめんね」なのかもしれない

たぶん、一般的な母ちゃんだったら

「ごめんね、寂しい思いさせちゃって……」

って思うのかもしれない。


でも、その瞬間の私の頭の中はというと、

ホクホク&ウキウキである。


なぜなら、

自分の気持ちをちゃんと言葉で伝えられたこと

②「寂しかった」と母ちゃんに安心して伝えてくれたこと


この2つが、嬉しかったから

母ちゃん、心の中で静かにガッツポーズ。






母ちゃんの返答

私は娘をぎゅーっと抱きしめながら言った。

「そっか、さみしかったんだね。待っててくれてありがとう!

(娘の名前)が待っててくれたおかげで、母ちゃんは楽しくお仕事して帰ってこられたよ。助かったよ!」


そして、
ハグ。
チュー。
さらにハグ。

愛情の物理攻撃。


娘は満足そうな顔で、
「うむ、苦しゅうない」
と言わんばかりにリビングへ去っていった。





母ちゃん3年生、いまだに正解はわからない

子育て論において、これで合ってるのか。

正直、母ちゃん3年生の私には、いまだによくわからない。


たぶん育児書100冊読んでも、
答えは最後まで載っていない気がする。

そもそも、正解なんてないのかもしれない。


ただ、私の中でひとつだけハッキリしていることがある。

それは、

娘も私も、「家族株式会社」の共同経営者だということ。



家族はチーム戦

娘は部下ではない。
私は24時間対応の家政婦でもない。

(というかわたしはマジで家事をしないw)


家族という小さな会社を、
一緒に運営していく大事なパートナーだ。


だから、


・母ちゃんに譲れないこともある

・娘に譲れないこともある


意見がぶつかったら
誰かが我慢するのではなく

「どうやったら全員ハッピーか」を考える


これが我が家の経営方針である。

株主総会はだいたい夕食時に開催される。



「出張に行かないで」と言われたら

もしいつか娘に「出張に行かないで」

と言われたら、


私は

「じゃあ全部やめよう」

とはならないと思う。

いや、ならないと言い切れる。


そうではなく、

「どうしたら娘の心を満たしながら、母ちゃんも元気に出張へ行けるか」

を本気で考える。


大人の知恵は、
こういうところに使いたい。





我慢を前提にしない家族

母だから我慢。
妻だから我慢。
子どもだから我慢。
父だから我慢。

我が家には、その発想はない。


誰か一人が犠牲になるのではなく、
みんなの気持ちをテーブルの上に並べて、

「さて、どう料理しようか」

と考える。


そんな家族でいたい。





そして今日は”母の日”

そんなことを考えていたら、
娘からカーネーションとフェイスパックをもらった。


フェイスパック付きってことは、

「母ちゃん、最近ちょっと顔に疲れ出てるよ?」

という、3歳児からの鋭い指摘なのかもしれない。

恐るべし。


でも、そんな気遣いまでしてくれるようになった娘。

こんな私を、母にしてくれてありがとう。


そして今日もまた、
母ちゃんはあなたに育てられている。


一覧 『母ちゃんビル』構想の基になったこと①