悪化した五十肩と10分しか歩けない腰痛

16年ぶりに来院されたY様(60代女性)。

まだ当院を覚えていてくださり、お声掛け頂いたこと大変嬉しく思います。「体調がかなり悪いのでまた見て欲しい。ずっと来たかった」とのこと。

●腰痛・・・ぎっくり腰を年に2~3回発症してしまい、いつも腰が痛く10分ほどしか歩けない状態のため、タクシーばかり使っている。

●五十肩・・・五十肩になってしまったので病院で治療を繰り返したが、返って悪化してしまった。腕を下しているだけでも痛い。

一般的に主訴(一番つらい症状)は1つですが、Y様の場合2つありました。「五十肩」「重い腰痛」どちらも生活に大きな支障をきたす重いご症状のため、かなりきつかったそうです。

伺ったお話とお体の状態を拝見して、五十肩は病院の治療で悪化しているため、まずは悪化を止めつつ改善するというスタンスが賢明です。

「10分しか歩けない」腰痛は大変な状況ですが、見方を変えれば「10分間は歩ける」状態とも言えます。ぎっくり腰ほど運動制限はありませんし、腰をかばった姿勢や歩き方もされていないことが分かり、腰痛の方が早く改善できそうです。

<施術内容>

腰痛は、痛くなる原因筋をしっかり緩めることで、1回である程度しっかり効果が見込めそうです。太もも、ふくらはぎ、臀部、腰の張りがかなり強いため、深層筋まで丁寧にほぐし緩めました。

五十肩に関しては、動きによりかなり強い痛みが走るため、関節の可動域を積極的に広げる施術はさらに悪化する可能性が高く避けた方が良さそうです。さらに首肩のコリも巻き込んで広範囲の不調となっていました。

まずは可動域に関係する筋肉を緩め、どこまで痛みが軽減し可動域が広がるかを確認する施術がベストです。肩をなるべく動かさず、首や肩、肩甲骨周辺を丁寧に緩める施術をしました。


<施術効果>

施術後、立っていただくと足腰が軽くなり喜んで頂けました。左肩は腕を下しているだけでも痛かったのが消え、動かすと「痛みはあるけど、いくらか楽になったみたい」とのこと。「これ以上悪化したらどうしよう」と心配されていたので、少し安心されたようでした。ただ腰痛や五十肩がどのくらい楽になったかは生活の中で実感するので様子見です。

次回は数日後に来院されましたが、Y様から意外な一言。「首回らなかったのが回るようになった!」五十肩でも腰痛でもない箇所の改善で喜んで頂けたのは、それだけ他にも目立つ不調があった証です。歩行に関しても10分以上歩行可となり買い物に行けたそうで、まずは1回目としては上々です。


その後、左肩は一度自転車で転倒され、左手で手をついてしまい一時的悪化するというアクシデントはありましたが、順調に改善。関節の可動域を広げる施術も積極的にできるようになりました。

五十肩が悪化してしまった時を振り返り「一時はどうなるかと思っていた」そうです。お仕事や家事による疲れで腰に疲れが残りやすいのと、寝る姿勢により肩の痛みが少しありますが、スムーズに改善しています。しっかりサポートして参ります。


よく四十肩五十肩はどのくらいで治りますか?とういうご質問を頂きます。状態が肩こりの悪化程度でとどまっている痛みの場合は、1回や2回で大丈夫です。いわゆる「フローズンショルダー」と呼ばれる肩が全く上がらず炎症も起きていると、様々条件ありますが目安は3ヶ月くらいを見ています。


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