2026.03.03
腰痛で起き上がれない(ハッキリ目立つ歪み)
最近、重い腰痛の方が続きます。左の重い腰痛で来院されたH様(60代男性)。
・寝返りできず、朝布団からも起き上がれなく、四つん這いではっていく
・左足上げると激痛で靴下がなかなか履けない
「ここまでひどい腰痛は初めて」とのこと。以前も何度か腰痛になりその都度病院に行き、湿布や痛み止めでごまかしてきたが、このやり方ではダメだと感じた、のだそうです。

<原因の分析と施術方針>
「立っているときや座っている時はまだまし」だそうです。「寝返り」や「起き上がる」動作は、思った以上に腰や足で強く踏ん張る力が必要です。つまり、強く筋収縮しようとするときに痛みが強いということが分かります。
また、立位時にハッキリ目立つ歪みがありました。軽い歪みですと、衣類に隠れて分かりにくいことも多いのですが、すぐに気づくほどの目立つ歪みです。下半身(腰上部から下)が左に3~4cmスライドしたようにズレて、ねじれていました。イメージとしては、だるま落としで下半身を右から叩いたような明確なズレです。(この画像よりも明らかに目立つ歪みです)
しかしH様は気づかれていません。ここまで歪みが強いと、ご自身が正しい姿勢をしていると思っていても、そもそも歪んでいるため正しい姿勢はできず、痛みは悪化する一方という状況です。
スマホで後ろから写真を撮らせていただき、お見せした所「おれ、こんななの?!」とかなり驚かれていました。でも大丈夫です。どんな症状にも共通していますが、施術方針はいたってシンプル。「元の状態に戻してあげる」ことが鉄則です。そういった意味では「骨格の歪み→正しい骨格の配置に戻す」は分かりやすいかと思います。
<施術内容と効果>
結果は2回の施術でほぼ痛みがなくなりました。3回目来院された時はとても明るい表情をされて「もうほとんど大丈夫になりました」とご報告いただきました。H様は念のためお仕事は1週間有給を取られていたそうで、もうこれ以上休めないので安堵されていました。結果的に2日早く出社することができました。
1回目施術は、この強い歪みの原因である、左の腰の筋肉の張りを深層筋から丁寧にほぐすことがメインです。かなり血流が悪化しているのですぐに緩む感じはしません。また押されると強い痛みもあるため、工夫が必要でした。H様が感じられた通り、湿布や痛み止めや冷却は残念ながら何の解決にもなりません。返って治る時期が遅れるだけです。
1回目施術後、再度立位で写真撮り一緒に確認させて頂きました。歪みは50%改善しだいぶ真っすぐに。痛みも左足を挙げるのはだいぶ楽になりました。しかし2回目来院時、前回後から痛みは戻り「きつい」とのこと。
これは想定して事前にお伝えしていましたが、起き上がり時と寝返り時は大きな改善は感じなかったそうです。しかし全く問題ありません。あくまでも歪みが改善すると、痛みは自然と軽減するのを知っているため、前回同様の施術を行いました。
2回目施術後、うつ伏せからの起き上がりがスムーズにできました。「あれ全然大丈夫ですね。いいですね。だいぶ楽です」と一気に改善したことに少し驚かれていました。
今回の強い歪みの原因は、お仕事にありました。左腰を酷使する作業が多いのが根本原因の一つです。日常生活の気をつけるポイントや、体の使い方、運動法を色々ご質問いただき全てレクチャーさせて頂きました。元々お体を動かすのがお好きなH様は、すぐに日常生活でも役立てて頂けそうです。