2026.02.19
歩くのがやっとの酷い腰痛(3日以内に治したい)
「痛みの強さ」と「治るスピード」はある程度は比例します。ただ、強烈な痛みであっても、根本原因の見立てが正しく的確な施術をすると、短時間で大きく回復することができます。それは決して特別なことではありません。
T様(70代女性)は、左腰と左臀部のビキッとする強い痛み、ほぼぎっくり腰のような状態で来院されました。腰がとにかく痛いのは一目瞭然でした。「歩いているとどんどん痛くなって、今は歩くのがやっとで丁度整体があったので」ということでした。
ご予約なしで来院されたのですが、私は施術中で次の時間帯もご予約が入っていました。ただあまりにもにも痛そうでとても歩いて帰れないと判断し、今回は10分間の応急処置でご了承いただけました。最低限の問診と応急処置的でなんとか歩けるようになって頂くのが目的です。

<応急処置整体と逆算整体>
T様は左側の腰と臀部の張りが異様に強く、状況からみてこの部位を緩めると一時的に改善する可能性が高いと判断し、5~6分ほぐし、遠赤外線ホットパックで3分温めて終了。試しに立っていただくとかなり痛みが軽減されていました。(冷やすことは必要ありません)
※応急処置的な施術は、効果も一時的なため、本来は正規の時間のみの施術とさせて頂いております。
「すごい!どうして?ちゃんと歩けます」とかなり驚かれていました。もちろん痛みはまだ残っていますが、最後にキネシオテープを張り応急処置は完了です。実はT様、後日大事な予定が3つ入っており、それにどうしても行きたいということでした。
【3日後】大事なクラス会があり、スタスタ歩いて元気に参加したい。
【翌週】演奏会の本番前のハードな練習(練習場までの往復が大変)
【その同週】本番(責任あり何が何でも行かないといけない)
クラス会参加はさすがに厳しいのでは?と、T様は半ば諦めモードでしたが「大丈夫です!ちゃんと行けるようになりましょう」と回答しました。もちろん適当に言った訳ではなく、あくまでも逆算した上でです。なぜなら数分で一時的でも大きな変化があったことと、原因をある程度つかめていたためです。
「治すのが最優先なのでいつでも来ます」ということで、翌日に来て頂きました。なんとか歩いて来院されましたが、昨日の帰り途中から自宅でもかなりの痛みだったそうです。ただ、昨日のピーク時よりは少しましに。今回はしっかり全身を根本改善施術できます。
<施術内容と効果>
腰の筋肉は「大腰筋」「腰方形筋」を中心に、臀部は「中殿筋」「梨状筋」「大腿筋膜張筋」を中心に。腰椎の歪みもハッキリ確認できたため、腰椎や股関節の可動域まで意識し施術を行いました。
施術後は、1回目より大きく改善しT様も効果をしっかり実感されていましたが、帰宅後に一時的に痛みがぶり返す好転反応が起きる可能性があるが、一晩寝たら一気に回復する可能性も高いことを丁寧にお伝えしました。
3回目はその翌日(クラス会の前々日)です。案の定、好転反応が強く夜は結構痛みがあったそうですが、来院された際は痛みをかばう様子もなくスタスタ来院されました。施術は細かな張りまで丁寧にゆるめ終了です。T様はあまりにも体が楽になったのが嬉しく「こんなに良くなるなんてウソみたい!駅まで行っちゃおうかしら。いいですかね?」
あまり無理されない程度にをお伝えしましたが、後日全然問題なかったそうです。
その後、本番前のハードな練習と本番もバッチリ決めて、本番後に来院された際「全部できちゃいましたね。信じられないほんとビックリ」と嬉しそうに話されていました。
<悪化する前のメンテナンスが大切>
過度に緊張して痛みを発している筋肉は、ほとんどの場合が使いすぎが原因です。決まった姿勢や生活習慣を正したり工夫しないと、さらにその部位をいじめ続けることになり、さらなる痛みに発展します。また痛みをかばう姿勢は歪みを引き起こし、他の部位にまで負荷を広げてしまうこともあります。
酷い痛みになってから治すのもありでしょうが、酷くなる前にケアやメンテナンスすることは大切だと改めて感じました。