2023.02.02
心・からだ・肌のバランスを整える習慣とは? 〜男性の肌編〜
私は、メンズコスメで衝撃を受けた
2018年某有名な化粧品ブランドのCM広告が
「肌は大人の勝負服」!!
肌を服に例えた斬新さが今でもメンズコスメを
見るたびに思い出します。
❶世界規模で市場を拡大し続けるメンズコスメ
米国のAllied Market Researchの調査では、男性のパーソナルケア市場は2022年に1,660億にのぼると予測されている。米国の調査会社・NPDのレポートによると、18〜22歳の男性40%近くがジェンダーレスな美容製品に関心を示しており、米国の男性回答者の56%以上が、2018年に少なくとも1回、ファンデーション、コンシーラー、BBクリームなどのフェイシャル化粧品の使用を行なっているという結果もでている。
(参考: )
❷メンズコスメ日本の動き
「ジェンダーレス男子」という言葉に代表されるように、若年層ほど、男性のスキンケアやメイクへの抵抗が無くなりつつあります。
コンビニ、スーパーマーケット、薬局など
身近な所でメンズ向け商品が購入できるようになり時代の変革の中、世界規模でメンズコスメの市場が広がっています。
男女、年齢を問わず、美容に気を使う傾向が高くなっていて日本人男性も「美容」に気を使う人が増えてきました。
化粧品・美容業界では消費者の要望を取り入れた男性向けコスメ、男性向けエステなどの販売に力を入れています。
❸なぜ、男性向け美容商品に注目が集まっているのでしょうか?
⑴マナーの身だしなみ&自分磨き
「肌荒れが仕事の評価を左右する?!」
ビジネスシーンで出会った男性の肌をチェックしている人の割合は、男性で約42%、女性で約58%に達するとの調査結果も出ている通り、
無意識に、相手の肌のハリ・ツヤ、髪型、整えられた眉毛や髭などに注目している人が多いことがわかります。
プライベートやビジネスにおいて、まだ相手のことをよく知らない場合には、見た目が9割とも言われる中で初対面の印象に大きく影響します。仕事上では、営業職・接客業に携わる職種ではその傾向が強いのではないでしょうか。
近年、自分をよりよく見せる身だしなみはもちろんのこと、筋トレや、スキルアップと同じように、外面を磨くことが、内面を磨くことにもつながると考え、美意識を高め、SNSでも
共有される方がとても増えてきました。
肌が整えられていることで、清潔感が良く、
より健康的な印象を与えることができます。
また、外面を磨かれることにより、精神的な自信やモチベーションが高まるとの意見も多いようです。
(2)美容に対する価値観の変化
男性も女性と同じく、少しでも相手によく見られたい、評価されたいという気持ちを持っているものです。
近年は世間の男性のメイク・美容に対する抵抗がなくなり、
世界規模で見てみると、美容大国と言われている韓国では、世界のメンズ・コスメ市場の売上2割を占めており、スキンケアは当たり前の習慣として実践されているようです。
日本はまだまだ美容意識の高さという面では低いという印象です。
近い将来は韓国と同じように男性のスキンケア、メイクがイレギュラーなことではなくなる時代が来るとも言われています。
(3)敏感肌に向けた商品・選択肢の多様化
男性は、お肌が強いとイメージをもたれる方も多いかと思いますが敏感肌の方がとても多いです。
理由としては、
「肌バリア機能の低下」です。
髭剃りする時に使うシェイバーで肌表面を削ってしまい傷つけまり、
男性の肌は皮脂量が多く水分量が少ないため、女性よりも肌のバリア機能が低くく
その分皮脂を余分に分泌しニキビがでてしまう。
そういった消費者の声に答えて、最近では、敏感肌・低刺激を謳ったされたメンズ・コスメも発売され、数年前と比べると商品の選択肢も圧倒的に増えました。
(4)おすすめの男性化粧品の種類
・まずは落とすケア「洗顔」が重要
私のおすすめは、
肌の乾燥やひりつきが気になる方に
アミノ酸系の成分がベースとなっている洗顔料
<アミノ酸系成分の一例>
- ラウロイルメチルアラニンNa
- ココイルグルタミン酸Na
- ココイルメチルタウリンNa
- ココイルグルタミン酸K
- ココイルグリシンK
- 「〜グルタミン酸Na」「〜タウリンK」などの表記があるもの、など
泡立てがめんどくさいというお声も多いので、
「泡立てないタイプの洗顔料」も増えてきました。
・次に与えるケアサラッとした
「オールインワンタイプ」
1つで洗顔後の肌を整えることができるので、
・簡単 ・時短 ・楽の三拍子が揃っていて価格もリーズナブルだから手に取りやすいようです。
男性は、脂性肌の方が多いので水分量の高い
サラッとしたジェルタイプのオールインワンがおすすめです。
(5)美容に使う金額の上昇
メンズ・コスメ市場は毎年売上を伸ばしており、今後も市場の拡大は続くものと予想されています。
売上の大半は30代-40代の年齢層が多く、
毎月の美容にかける費用の平均額も伸び続けています。
❹ で年齢を問わず人気な香り
精油は、香水とは違った天然アロマならではの優しい香りは好感度が高く、使用している自分自身にもホリスティックにアプローチしてくれるので香水に抵抗のある男性にもおすすめです。
私は男性に直接好まれる香りをお伺いして順位をつけてみました。
1位は、
「ベルガモット」
柑橘系のフレッシュで少しビターな香りは多くの男性も好む香り。
2位は、「フランキンセンス」
甘くウッディで神秘的な香りは心をゆったりと落ち着かせてくれます。
3位は「ラベンダー」
ウッディさも感じられる穏やかなラベンダーの香りは不安や緊張を解消して、気持ちをゆったりと落ち着かせてくれます。
以上です。
男性だけにアプローチするのも良いですが、ジェンダーレス、年齢問わずに試せるスキンケア商品を開発することをおすすめします。
①敏感肌向け
②取り入れやすいアイテム
③肌に優しい植物成分
④ホリスティックにアプローチしてくれる
最後まで、お読み頂きありがとうございます。
次回は、心、からだ、肌を整える“肌より膣ケア編“についてお話ししていきます。