2026.01.08
首の寝違いと軽い四十肩(広がる関連痛)
「右の首を寝違えちゃったんですけど、なぜか右肩~腕も動かすのが痛くなった」とA様(40代女性)が来院されました。
寝違いは、左向く時に少し、右向く時、上向く時に強い痛みがありました。来院された時は少し和らいでいました。ただ、首肩の寝違いと一緒に、なぜ右肩をを動かすのが痛くなったのかが分からない、とのこと。
「同じ右側だからかな?」と気にされていましたが、もちろん関係ありです。

<寝違いと右肩痛の因果関係>
まず「寝違い」というのは、前触れもなく突然訪れた痛みに感じますがそうではありません。
寝相や枕の相性などが直接原因となりやすいですが、そもそも寝違いが起きやすい方は、首肩、特に首の張りが強く疲労が溜まっている方です。そういうベースがあって、何かのきっかけで寝違いになります。睡眠が浅い方、歯ぎしりする方も起きやすいですね。
寝違いを起こすほどの首や肩の張りは、その部位だけに収まらず、他部位へ影響を広げてしまうことはよくあることです。
例えば、首や肩のコリがひどくなると、その筋肉に付着している頚椎や肩関節や肩甲骨が動かしにくくなります。また、元々症状のなかった連動している筋肉にコリや張りを感じることがよくあります。
最初、肩こりだけの人が、次第に背中、脇、胸に痛みが広がるなどですね。もちろん全身どこでもです。腰痛の人が次第に背中、お尻、股関節、膝が痛くなるなどです。
<原因と施術内容と効果>
A様の場合、お仕事で書き物が多いなどの負担が強く、右の首肩、肩甲骨や腕に疲労が溜まっているところに、右下寝で寝違いと右肩痛を発症しました。また寝違いは、どの動きで痛いか可動範囲を確認するだけで原因筋がすぐに分かります。
「肩を動かすと痛い」というのは、悪化すると四十肩五十肩になりますが、多くの場合はそこまでにならず回復します。A様も可動範囲はまだ広く軽い方ですので、大きく時間かけずに済みそうです。
施術は、首や肩~肩甲骨や上腕の張りや可動域を緩めることをメインに全身行いました。
施術後、うつぶせから立ち上がって頂くときに、腕立て伏せのような形になるのですが、その時「今手をついて起き上がる時全然痛くなかったです。これ痛くてできなかったのに」と良くなったことを実感して頂きました。起き上がった後も寝違いも肩の動きも問題なしでした。
ただ、強い痛みは施術直後は楽になっても、時間が経過すると痛みが少し戻ることがあります。2週間後に来院された時、施術後からの寝違いの痛み、肩腕の痛みを伺うと「全然大丈夫でした」ということでした。
ご存知のように、筋骨格は全身ですべて連動しています。そのため、肩こりは肩周辺、腰痛は腰周辺だけの施術はあまり意味がないと考えています。当院がオープン当初から全ての方に、全身施術を行ってきた大きな理由の一つになります。そのため連動して起こる痛みや不調に対し、できる限りの予防メンテナンスをし、起きた痛みにはいち早く対処するように常に心掛けております。