足がだる重い(足のすねの痛み、足裏をつる)

下半身の不調にも色々あります。

股関節の痛みや違和感、太ももの張り、膝の痛み、ふくらはぎがつる、冷えやむくみ、こむら返り、足首の痛みや違和感、足裏の痛みなどです。また、股関節の痛み一つとっても、痛みを感じる箇所や動作や原因もいろいろです。それぞれ不調の原因を分析し適切で効果的な施術を心掛けております。


今回のご相談内容は、脛(すね)です。元々、首の痛み最優先で来院されたK様(40代男性)ですが、右足の脛の重だるさもお困りでした。

右のすねから先と足裏が、歩く時もじっとしている時も常に重だるく、プールでクロールで泳ぐ度に右足裏をつってしまうそうです。

脛は前脛骨筋といい、膝下の前外側についている筋肉です。歩く際に足首を挙げる、しゃがむ時にこの筋肉を収縮させています。この筋肉が疲労し血行が悪くなり硬くなると、足首の動きが低下したり、つまづきやすくなったりします。また、脛のだるさや痛み、足の甲や足裏の痛みも起きることがよくあります。


クロール中に足がつるのは、脛の張りも関係していますが、直接的な原因は足裏(足底筋)の疲労です。バタ足の際、張りの強い足底筋に力を入れた(収縮させた)からです。こむら返りと同じですね。歩く際には泳ぐときのような足指の使い方はしないので、限定的になったのでしょう。右側のすねに体重が乗りやすいのも原因の一つです。


<施術内容と施術効果>

仰向けで脛をほぐす際、かなり痛がられている方が多いのですが、K様もそうでした。もちろん、張りが強いためで反対の左側は気持ちが良いそうです。前脛骨筋の張りが、足のだる重さの直接的な原因ですので、じんわり丁寧に緩めて、足首の可動域や足底筋も緩め3~4分で終了。


施術後、座っていただいたとき、メインの首はとても軽く動かしやすくなり大変喜んでおられました。次に右足の状態ですが、K様は立ち上がるなり「もうこの時点ですごく軽いです!全然違う!」と驚かれていました。

このように下半身の症状は、短時間でも適切な施術を行えば、すぐに効果を実感いただけることも多いです。


一般的に下半身の施術は、上半身と比べ優先順位は低くなりがちです。どうしても肩や腰へ症状が集中しやすいため、下半身の施術時間は短い傾向があります。当院も同じですが、ただ下半身の施術には定評があります。

「足をここまで丁寧にやってくれたのは初めて」「帰り道、足がすごく軽くてびっくりしました」「ジョギング痛くなくできるようになりました」などお声は様々です。


当院では、下半身の施術も大切と考え必ず全ての方へ行っております。それは、全身の血流改善、上半身への負担軽減、自律神経を整える上でも必要不可欠だからです。足の不調もぜひご相談ください。

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