般若心経を書き始めました

2025.10.6(月) 

こんにちは。濵田光代です。

このたび「写経」を数十枚という単位で書く決心をし、本日より書き始めました。


写経、とか、般若心経、という言葉を、一度は聞いたことがあるかもしれませんし、

お寺などで催されている「写経の会」などで書いて奉納したことがある方もいるかもしれませんが、

わたしは、書道をはじめて間もない頃、先生のお手本を写して、般若心経を書いたことがありました。


そのとき写経を書こうと思ったキッカケは、

先生が書いた写経が、家の額に飾られていて、その写経の文字が見惚れるほど美しくて、

その書風をただただ学びとりたかったというのが動機でした。


ただ今回、写経を書き始めようと思ったのは

・古民家でのワークショップ活動を開始したこと

・無事でいて欲しい存在がいること

・「橘香道」さんが書かれた本とその写経の様式で書くことの意味を知ったこと。

・それを伝える使命を感じたこと。

・将来、リトリートのような活動のイメージができたこと。


などなど、さまざまな要素が折り重なってのことではありますが

その中でも大きいのは、無事でいて欲しい存在がいること。

やはり誰かのためを想う気持ちが、一番、人を動かすのかもしれません。


そして、さらに、自然に近い環境で、心を落ち着けて書けるというのは、

本当にありがたいことです。


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写経を書くと決めたら、面白いもので、いろんな自分に出会えました。


朝は苦手なわたしが、今朝は、

4:44 に一度起きて、時間を確認し、再度、目を瞑り、5:55 に目が覚めて起床。

この、ゾロ目のシンクロにもびっくりですが、6:00の目覚ましの前に起きることができたのも驚きです。


そして、朝7時からの用事を済ませ、写経のための墨をすり、書き始めるわけですが、

ただただひたすら書くというのを久しぶりに行いましたので、

1枚目の後半、疲れてきました。


1枚目を45分くらいで書き上げ、とてつもない眠気がきたので、書き終えたら目を瞑ると、ちょうど15分寝ていました。

ここでちょうど書き始めてから1時間でした。


そして、なんでこれくらいで疲れるのか?と思ったら、体ではなく、手先で書いていたんですね。

2枚目からは体を一つの筆というイメージにして書きましたら、うんと楽に書き終えましたが、

2枚目を書いている最中、風の音と鳥の声が聞こえてきたなと思ったら、

急に「イマココ」を感じるような喜びにつつまれました。

過去も未来もない、今、を感じる瞬間。

いま、書くということの喜びを感じるような、

とっても不思議な感覚ですが、何かとつながっている感覚がありました。


まだまだ、数十枚を買い上げるには道のりは長いですが、

毎日少しずつ、愉しんでいきます。


いつか、黙々と書いている姿をYouTube LIVEなどで配信したいなと思います。


▼古民家のワークショップはこちら▼

2025/10/18(土)古民家ほっこりえんがわ/心を整える書の時間🖌️大人のための書道教室

https://ticket.tsuku2.jp/events-detail/20285250009301


ここまでお読みいただきありがとうございました。



【書のことば】「守破離」第1章──心を映す三つの段階 一覧