暑い夏、熱い作陶意欲に拍手! 2025夏の子ども陶芸教室無事終了

今年の夏は昨年以上に本当に暑かったですね。というより、今もその暑さは続いているようですが…。 さて、恒例の「むつみ陶房」の「夏の子ども陶芸教室」が無事終了しました。少しは涼しいはずと思っていた午前の教室も、毎回外の温度は軒並み30度越えの状況にもかかわらず、子どもたちは元気に集まってくれました。1回目の「形を作る」の教室はエアコンのあるアトリエでの作業なのでどうにか大丈夫なのですが、2回目の「釉薬掛け」の作業は扇風機だけの窯場での作業なので堪りません。みんなよく我慢して頑張りました。 とはいうものの、本当のことをいえば「釉薬掛け」は子どもにすれば交代しながら釉薬をちゃっちゃと掛ける作業なので、それだけみればほんの数分で済む作業を作品の数だけ繰り返せばよいことになります。ところがです…こちらはというと、バケツの釉薬の状態が良い塩梅になるよう断続的にかき混ぜ、ちゃんと釉薬掛けが出来るよう子どもたちを指導しながら見守り、時には補助をし、掛けた釉薬が乾けば作品の底の釉薬を拭き取り、作業スペースを作るため釉薬掛けが済んだ作品を窯場の奥の棚へと運びます。それを継続して灼熱の窯場で行うわけです。まぁ、汗が吹き出し少しぼぉ~としてきたらエアコン部屋へ駆け込みますが…。どうにか熱中症にならずに教室は終了し、お盆の頃本焼きが完了し、お盆明けの20日頃から作品のお渡しが出来るようになりました。お陰様で、今年も得意満面で完成作品を手に取る子どもたちの笑顔に出会えました。良かった、良かった。

子ども陶芸教室をやってみていつも感心させられるのは、子どもたちの真っ直ぐな熱心さです。これはやっぱり見習わなければなりません。大人になればどこか「この程度でいいか…」みたいなところがでてきますが、子どもたちの一生懸命さにはいつも敬服します。そして楽しく取り組むこと。妥協の作業として作陶するのではなく、やはり作陶するからには良いものを創り出すことを楽しまなきゃ!と、今回も子どもたちに教えられた「2025夏の子ども陶芸教室」でした。




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