2025.01.21
今どき子育てのリアル「無意識の孤育て」
こんにちは♪助産師くみです。
暗くなってきた18時半ごろ、仕事帰りに駅前を歩いていたら
とある親子に遭遇しました。
私も同じだったのかな~
子育てって「1人で闘ってるママ」が多いんだろうな…
いろいろ考えさせられた出来事なのでシェア
***
ママはベビーカーを押してスタスタ歩いています。
4歳くらいの男の子がせっせとママのあとを追いかけて…
暗くなってきたしママも家路を急いでたんだろうなぁ
(実際、私も早く帰って夕飯の支度しなきゃと頭の中は大忙しでした)
そんな時、ベビーカーの赤ちゃんが大泣き!!!
ママは歩くスピードを変えず、無言のままスタスタ…
相変わらず、お兄ちゃんはママに追いつこうと必死です。
(5メートルくらい離れちゃってる)
そのうち赤ちゃんの大泣きが止まらないからか、
ママが立ち止まりふり返ったと思ったら
「○○くん!早く来なさい!!!」ってめっちゃ怒ってて
お兄ちゃんもやっと追いついたんだけど
息も切れ切れなのに「はい…」って答えてて
思わず胸がキュッってしめつけられてしまいました。
居ても立っても居られなくなった私…
自分でも氣付いたた時にはママに話しかけていました。
「お子さん2人も連れてお出かけって大変ですよね~」
ママはいぶかしげに私を見て「はぁ…」ってそっけない感じ。
(そりゃそうだ、見知らぬ人に話しかけられたんだもんね)
そこで今度はお兄ちゃんへ
「ママに追いつこうと一生懸命歩いて偉いね!」
必死に歩いて怒られて…無表情だった男の子の顔が
フワッと笑顔になりました。
その変化に氣付いたママも何かを感じたご様子。
赤ちゃんにも「寒いよね~」なんて話しかけてたら
いつの間にか泣き止んでて♪
会釈をしてその親子をあとにした私でした。
***
このママの氣持ちが痛いほどわかるからこそ、
このお兄ちゃんの氣持ちが痛いほどわかるからこそ、
居ても立っても居られなくなっちゃた。
涙がこみあげてきて、
親子と別れた後は我慢できませんでした…
働くママが増えて
当たり前の用に共働き&もれなくワンオペ
そんな今の子育てのリアルを目の当たりにした出来事でした。
ママも意地悪でお兄ちゃんに怒ってたわけじゃないのもわかる。
ただ疲れてて、身体も頭も心もいっぱいいっぱいだったんだと思う。
平日なんてこんなもんじゃないの?
そう思うママがほとんどじゃないかなぁ…
じゃあ、
ママが休む時間はある?
ママが安心してグチれる場所・相手はいる?
子育て支援センターは素晴らしいけれど
復職したママにとっては平日なんて行けない遠い存在です。
ママ友だって作りたいけど
距離感つかめなくてできない、
勇気がないとか輪に入れないとか難しいのよね。
いつの間にか、ひとりで頑張ってる。
頑張ってを通り越して踏ん張ってる、
いや、もしかしたら食いしばってるのかも⁈
「子育ては親育て」なんて言うけれど
いきなり親になれるわけじゃないし
寄り添ってくれる、サポートしてくれる存在が必須なんだよね。
親でもパートナーでもいいけれど
氣兼ねすることなく話せる、
安心できる人や場所は確保しておきたいところです。
できれば、専門的な知識や経験がある人がベストかな。
(親の経験談は素晴らしいけれど、
偏った考え方のことが多いので要注意w)
もちろん、助産師くみもその候補にしてね♪
ひとりで子育て=孤育ては卒業して
みんなで親育てできる子育てに変えていきましょう。
それには、パートナーや家族だけじゃなくて
社会全体で見守ることが大切なんだよね。
今すぐママにできることは
「大変なんだよ~誰か助けて」ってヘルプを求めること
甘えでもなんでもなくて、当然のことだから
遠慮なんていらない!
涼しい顔して(心の中はぐちゃぐちゃ…)
ひとりでこなす必要なんてないから。
さぁ今すぐ「ヘルプミー」って叫んでみよう!
きっと助けてくれる人がいるから。
世の中、そんなに捨てたもんじゃない♡
(私はそう信じてます)
子育てしてる世界中のママに敬意を表して、
助産師くみ