今どき子育てのリアル「無意識の孤育て」

こんにちは♪助産師くみです。
暗くなってきた18時半ごろ、仕事帰りに駅前を歩いていたら
とある親子に遭遇しました。


私も同じだったのかな~

子育てって「1人で闘ってるママ」が多いんだろうな…

いろいろ考えさせられた出来事なのでシェア


***


ママはベビーカーを押してスタスタ歩いています。

4歳くらいの男の子がせっせとママのあとを追いかけて…


暗くなってきたしママも家路を急いでたんだろうなぁ

(実際、私も早く帰って夕飯の支度しなきゃと頭の中は大忙しでした)



そんな時、ベビーカーの赤ちゃんが大泣き!!!


ママは歩くスピードを変えず、無言のままスタスタ…

相変わらず、お兄ちゃんはママに追いつこうと必死です。

(5メートルくらい離れちゃってる)



そのうち赤ちゃんの大泣きが止まらないからか、

ママが立ち止まりふり返ったと思ったら

「○○くん!早く来なさい!!!」ってめっちゃ怒ってて



お兄ちゃんもやっと追いついたんだけど

息も切れ切れなのに「はい…」って答えてて



思わず胸がキュッってしめつけられてしまいました。


居ても立っても居られなくなった私…

自分でも氣付いたた時にはママに話しかけていました。



「お子さん2人も連れてお出かけって大変ですよね~」


ママはいぶかしげに私を見て「はぁ…」ってそっけない感じ。

(そりゃそうだ、見知らぬ人に話しかけられたんだもんね)



そこで今度はお兄ちゃんへ

「ママに追いつこうと一生懸命歩いて偉いね!」



必死に歩いて怒られて…無表情だった男の子の顔が

フワッと笑顔になりました。


その変化に氣付いたママも何かを感じたご様子。



赤ちゃんにも「寒いよね~」なんて話しかけてたら

いつの間にか泣き止んでて♪

会釈をしてその親子をあとにした私でした。


***




このママの氣持ちが痛いほどわかるからこそ、

このお兄ちゃんの氣持ちが痛いほどわかるからこそ、



居ても立っても居られなくなっちゃた。

涙がこみあげてきて、
親子と別れた後は我慢できませんでした…



働くママが増えて

当たり前の用に共働き&もれなくワンオペ



そんな今の子育てのリアルを目の当たりにした出来事でした。



ママも意地悪でお兄ちゃんに怒ってたわけじゃないのもわかる。

ただ疲れてて、身体も頭も心もいっぱいいっぱいだったんだと思う。



平日なんてこんなもんじゃないの?



そう思うママがほとんどじゃないかなぁ…



じゃあ、

ママが休む時間はある?

ママが安心してグチれる場所・相手はいる?



子育て支援センターは素晴らしいけれど

復職したママにとっては平日なんて行けない遠い存在です。



ママ友だって作りたいけど

距離感つかめなくてできない、

勇気がないとか輪に入れないとか難しいのよね。



いつの間にか、ひとりで頑張ってる。



頑張ってを通り越して踏ん張ってる、

いや、もしかしたら食いしばってるのかも⁈



「子育ては親育て」なんて言うけれど

いきなり親になれるわけじゃないし

寄り添ってくれる、サポートしてくれる存在が必須なんだよね。



親でもパートナーでもいいけれど

氣兼ねすることなく話せる、
安心できる人や場所は確保しておきたいところです。

できれば、専門的な知識や経験がある人がベストかな。

(親の経験談は素晴らしいけれど、
偏った考え方のことが多いので要注意w)



もちろん、助産師くみもその候補にしてね♪



ひとりで子育て=孤育ては卒業して

みんなで親育てできる子育てに変えていきましょう。



それには、パートナーや家族だけじゃなくて

社会全体で見守ることが大切なんだよね。



今すぐママにできることは

「大変なんだよ~誰か助けて」ってヘルプを求めること



甘えでもなんでもなくて、当然のことだから

遠慮なんていらない!


涼しい顔して(心の中はぐちゃぐちゃ…)
ひとりでこなす必要なんてないから。



さぁ今すぐ「ヘルプミー」って叫んでみよう!

きっと助けてくれる人がいるから。

世の中、そんなに捨てたもんじゃない♡

(私はそう信じてます)



子育てしてる世界中のママに敬意を表して、

助産師くみ








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