2024.10.21
催事でお客様とつながるの嬉しさと大切さ
イランカラㇷ゚テ!(アイヌの言葉で「こんにちは!」)
今回は、研修の一環として、師匠山口さんのハスカップ農園の百貨店催事出店のお手伝いに行った時の学びを書き残しておきます。
今の畑嶋ハスカップ農園では、同じことをするのは難しいですが、この学びはきっと未来の農園経営にいかせるはずです。
どうも、研修生のHataです。
好きなエビは、白エビです。
富山の居酒屋さんで食べた白エビのお造りが、とっても甘くて美味でした。
#生姜醤油でさらに甘味が引き立った
#ほんのちょってで、1500円した
#ほんのちょってで、1500円した
#ホタルイカが食べたかったが、旬の季節ではないらしい
いつもご愛読ありがとうございます。
10月17日〜23日に富山県にある百貨店大和富山店で大北海道展が開催されています。
その催事に、我が師匠山口ハスカップ農園が出店するということで、販売研修も兼ねて、お手伝いに来ていました。
商品は、ハスカップスムージーやハスカップソフト、ハスカップパイ饅頭にジャムやシロップといった、ハスカップのおいしさがたっぷり楽しめるスイーツたち。
#大北海道展のチラシより
スムージーは材料をレシピ通りに調合すれば、いつでも美味しく作ることができますが、ソフトクリームを巻くのは練習が必要。
事前に厚真のお店に数日間通い続け、練習を重ねて万全な状態で富山へ向かいました。
どこの百貨店でも北海道展は人気の催事。
私が手伝いに行った金・土・日は催事会場には多くのお客様が来られていました。
1日で全店舗合わせて1000万も2000万も売り上げるのですから、百貨店側もかなり力を入れています。
そんな大きなイベントではたくさんの学びが得られました。
今回の記事では、そのことについてまとめておきたいと思います。
催事出店で得たかけがえのない学び
①段取り力はチームワークで発揮
混み合うことが予想される土・日は、山口さんと私の他、マネキンさんと言われる(現地の方を当日だけ派遣してもらえるパートさん)女性が2名の4名体制。
この4人で、時には3人でお店をまわす必要があります。
お会計は、マネキンさんたちお二人にお任せして、私はスムージー作りやソフトクリーム巻きのフォローをしていました。
山口師匠は総監督。お店全体を見回して、細かい配慮をし、適宜指示を出してくれます。
互いに声を掛け合って、意思の疎通を図り、できるだけ段取り良く商品の提供できることを目指しました。
②お客様視点でのサービス提供
一人のお客様は、私たちサービス提供者にとって、多くのお客様の中のたった一人と思いがちです。
しかし、そのお客様にとっては、北海道から来ている特別なお店での特別なお買い物なのかもしれないのです。
たった一度になってしまうかもしれない、このスペシャルなお買い物だからこそ、細かいことかもしれないけれど、大切にしたい工夫があります。
たとえば、
・スムージーの売れ行き具合を見て、追加のスムージーをつくり、なるべく出来立てを味わっていただけるようする。
・クレジットカード払いの場合は、少し離れたPOSレジで会計が必要なので、会計が終わる頃を見計らって、ソフトクリームを巻いたものを提供して、すぐに味わってもらうようにする。
・ソフトクリームのコーンやアイスカップ、スムージーカップの正面を向けて手渡す。
・スムージーに刺したストローは、カップの底から少し浮かせて、お客様が吸い込みやすいようにする。
大切なのは、お店側の都合ではなく、「こうしてもらえたらうれしい」というお客様視点で考えてみるということです。
もちろん、なんでもお客様の要望に応えるということではありません。
ただ、ちょっとした配慮が、お客様の気持ちをハッピーにすることがないかということに気づく。そのために、自分がお客さんだったらと視点を変えて、そのサービスを見直してみる。それが大切だと思うのです。
③お客様とのコミュニケーションが催事の醍醐味
お客様は、美味しいもの、新しいものに出会うことを楽しみに北海道展に来場されます。
サービス提供者は、決してその期待を裏切るわけにはいきません。
このチャンスを大切にし、北海道を好きになってもらい、そのお店のファンになってもらわなければなりませんから。
その基本として、「あいさつと笑顔」は欠かせません。
ブースの前を通りかかるお客様には、「おはようございます」や「こんにちは」と声をかけ、立ち止まってこちらに来てくれたお客様には「いらっしゃいませ」と笑顔で話しかけます。
商品を手渡す時には、「お待たせしました」「ありがとうございます」「ごゆっくりお召し上がりください」
ハスカップパイ饅頭の試食を勧めているときは、最高のコミュニケーションのきっかけになりました。
言葉だけで説明するよりも、実際に食べてもらって、その美味しさを実感してもらうことが一番ですから。
そしてハスカップに興味を持ってもらって、短くプレゼンすることで商品購入につながることが何度もありました。
こうしたコミュニケーションでお客様の笑顔を引き出すことが、買い物体験を特別なものにし、ハスカップの美味しさを印象づけることができます。
特別な思い出と共にハスカップの美味しさが記憶されれば、きっと次も買ってくださるはずです。
これらのお客様とのコミュニケーションは、普通の農家では体験できない、楽しみの一つです。
生産者が自らが作物やその加工品を持って、お客様のところに出向く。
そして、その作物にこめた愛情をお客様に伝わるようにプレゼンする。
そうして、少しずつ少しずつファンを増やしていく。
これが私の農家としてやりたいことの一つでもあります。
#富山で食べたブラックラーメン
#本記事とは関係ございません
今回は、富山での催事販売研修で学んだことについてまとめてみました。
私は、自分が満足する作物を育てることでは終わりたくないと思っています。
その作物を自分でお客様に届け、そのお客様に満足してもらえているかを見届けたいと思っています。
今回の研修で、この思いがさらに強くなりました。
自分でもできること、考えていきます。
今回も、最後までお読みただき、ありがとうございました。
スイ ウヌカラアン ロー!(アイヌの言葉で「またお会いしましょう!」)
お知らせ
①ハスカップ販売戦略会議に参加しよう!
10月25日(金)20:30-22:00、オンラインで「ハスカップ販売戦略会議」を開催します!
ハスカップを全国に広めるためのアイデアを、ぜひ一緒に考えてみませんか?
参加申し込みフォームはこちらになっています。
オンライン会場でお待ちしています。
②ハスカップジャム&シロップの予約販売日決定!
今シーズン最後のハスカップジャム&シロップを、11月17日に作り、18日より順次発送します。予約販売は11月2日からスタート!お楽しみにお待ちください!