物を売るんじゃない!物語をを売るんだ!

イランカラㇷ゚テ!(アイヌの言葉で「こんにちは!」)


私たちは日々、さまざまな商品やサービスに触れていますが、本当に記憶に残るのは、ただの「物」ではなく、それが語る「物語」ではないでしょうか。

今日は、川上徹也さんの著書「物を売るバカ」から得たマーケティングの考え方を書いてみようと思います。


どうも、研修生のHataです。

好きな色はオレンジです。

昨日、新調したショルダーバッグもオレンジ色にしてみました。


#娘の国スポ出場の応援に行ったついでに神戸で買っちゃいました


さて、今日の本題はストーリーブランディングでした。

『物を売るバカ』では、商品やサービスを単なる「物」として売るのではなく、それらに物語を組み込むことで、顧客との強い絆を生み出し、持続的なビジネスを築く方法が紹介されています。

では、どうすれば「物語」を通じて顧客の心をつかむことができるのでしょうか?


ストーリーブランディングの3つの重要な要素



川上さんの本の中で、ストーリーブランディングには以下の3つの要素が重要だとされています。


1.志を持つこと

自社の商品やサービスが持つ真の価値を明確にし、それに基づいて目指す方向性を持つことが大切です。


2.独自化のポイントを見つけること

他社との差別化を図り、自社の独自の強みを打ち出すことが求められます。


3.魅力的なエピソードを構築すること

魅力的な物語を商品に付与することで、消費者の心に深く残る体験を提供します。


お客さんと相思相愛になるための7つの魔法

物語を売ることによって、顧客に深い印象を与える方法として、以下の7つの魔法が提案されています。


物を売るな、物語を売れ!

②おもしろそう、と思わせる

③五感すべてに訴えかけよ

④お客さんと親密になり、一緒に行動せよ

⑤自分をさらけだせ

⑥ミステリアスな要素を残せ

⑦期待値を1%でも上回り続けよ


これらのポイントは、商品やサービスを単なる物としてではなく、一つの物語や体験としてお客さんに提供することの大切さを教えてくれています。

それによって、より深い顧客との関係を築き、彼らの記憶に長く残ることができるのです。


次に、これらのコンセプトがどのように実際のビジネスで応用されているか、具体的な事例を見ていきましょう。


商品に物語を組み込む

「物を売るバカ」で提唱されるストーリーブランディングの事例として、次の2つの印象的な事例が紹介されていました。


①落ちないりんご

あるりんご農家が、木に残ったりんごを「落ちないりんご」として再ブランド化し、受験生のお守りとして販売した例です。受験の成功を願う物語が、このりんごに新たな価値を与え、大ヒット商品となりました。


②喫茶店の時間帯変更

近くに大手コーヒーチェーンが開店し、客足が遠のいた喫茶店が、営業を朝5時からに変更したことで、早朝活動する住民や通勤者が新たな顧客になりました。

店は「朝の活動を支える場」という物語を生み出し、再び賑わいを取り戻しました。


この2つの事例は、商品やサービスに物語を組み込むことで、お客さんの認識を変え、新たな価値を生み出すことができる具体的な事例でした。


まとめ:物語がマーケティングを変える力



今回の記事では、現代のマーケティングにおいて「物語」がいかに重要であるかというとについて、川上さんの『物を売るバカ』の書籍からお伝えしてきました。


商品やサービスに物語を組み込むことで、単に機能や品質を提供するだけではなく、お客さんの心に響く深い体験を提供することができます。


これらの教訓は、私がこれからハスカップ農家として、商品作りをし、ブランディングしていく時の大きなヒントとなりました。


ハスカップは、健康に良い。

北海道の特産品だ。

甘酸っぱくて美味しい。

といいことを並べたてたところで、きっとうまくいかないでしょう。


ハスカップ物語を組み込み、ストーリーブランディングをしていく必要がある。

そう、強く心に思ったのです。


あなたが提供する商品やサービスにどのような物語を組み込むことができるか、またその物語がどのようにお客さんの心を動かすかを考えてみることは、マーケティングを成功させるための大きなヒントになってくれるでしょう。

みなさんのお役に立てれば、幸いです。


今回も、最後までお読みただき、ありがとうございました。


スイ ウヌカラアン ロー!(アイヌの言葉で「またお会いしましょう!」)


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