2024.10.02
ハスカップ農家への道!ー私がハスカップに魅せられた理由とは?
イランカラㇷ゚テ!(アイヌの言葉で「こんにちは!」)
研修生のHataです。
好きなチーズケーキは、りくろーおじさんのチーズケーキです。
大阪難波に本店がある焼きたてチーズケーキのお店。いつも大行列の人気のお店。
私の大好きなふわふわのスフレケーキなんですよね。口に入れるとシュワっととけちゃう感じがたまりません。
中に、レーズンが入っているのがポイントですよね。
#レーズンじゃなくて、ハスカップだったら、もっと美味しいんじゃないかな
さて、今回の記事は、研修生Hataが厚真町でハスカップ農家を目指す理由、私がハスカップに魅せられた理由についてお話ししておこうと思います。
#Hataの自己紹介にもなっています
初めてのハスカップ体験
私とハスカップの出会いは10年ほど前になります。
私はもともと兵庫県に住んでいて、10年前に家族で北海道浦河町に引っ越してきました。
ご近所さんがハスカップの畑をもっておられて、「これ、飲んでみて〜!」といただいたのがハスカップのシロップでした。
濃い紫色のシロップをコップに少し入れて、勧められた牛乳で割って飲んでみました。
「う・うまい!」
ブルーベリー味の飲むヨーグルトのようで、甘酸っぱくて、さわやかで。ごくごく飲んでしまいました。
ジャムもいただいていて、トーストに塗って食べてみると、これまた美味。
北海道に来て、また美味しいものに出会ってしまった。そんな印象を覚えています。
その年の7月になって、ハスカップの収穫をさせてもらいました。
自分の身長より少し低い樹高の樹に、緑の葉っぱが生い茂り、紫色の小さな木の実が鈴なり。
紫のような、青のような、でも白っぽくも見える。
大きさは2センチほどで、ラグビーボールのような形をしています。
パクッと一粒食べてみると、
「う〜ん、すっぱ〜い!」
確かめるように、もう一粒。
「やっぱり、すっぱ〜い!」
でも、後味に甘みを感じられる。そんでもって、ちょっと渋いような。
別の樹のハスカップを食べてみると、さっきの樹のより甘みが強い。
おもしろくなって、いろんな樹のハスカップを食べてさせてもらいました。
不思議なことに、全部微妙に違うんですよね。
家族それぞれが、お気に入りの味の樹を見つけて、全部で1キロほどとらせてもらいました。
#それから毎年、採らせてもらって、この季節の我が家の冷凍庫はいつもハスカップの果実で満杯でした。
#ご近所のハスカップに飽き足らず、厚真町にもハスカップ狩りに行ったのは、9年も前の話
なぜハスカップなのか?
あれから9年。
若い頃からなりたかった農家の夢を追いかけることを考えた時に、一番に思ったのは、このハスカップのことでした。
ハスカップと言えば、日本一の生産地厚真町。
その厚真町で、ハスカップの先駆者的な存在である山口農園を訪れ、山口さんにハスカップのことをたくさん教えてもらって、ますます好きになりました。
・ハスカップは、栄養価も豊富なスーパーフード
・ビタミンCやポリフェノールが豊富で、美容と健康にも良い
・全国的、いや全道的にもハスカップの魅力は伝わっていない
などなど、魅力と可能性に満ちた果実、それがハスカップだったのです。
妻とも相談して、
「農家になるなら、ハスカップ農家しかない!」
ということになったのは、自然な流れでしょうか。
#今年は、全町、いや全道的に不作の年でした
教員から農家への転身
私、実は昨年度まで、教員をしていまして、50歳になる前に農家になる道にキャリアチェンジしたんです。
でも、これまで教員で大切にしてきたことと大きく変わったかというと、根っこの部分は同じだなって、最近思うのです。
子どもたちの成長のためには、どんなことが大切かな?
子どもたちと楽しく授業するにはどうすればいいのかな?
子どもたちや学級の成長を、保護者の方にどう伝えたらいいのかな?
と教員時代はいつも考えていました。
でも、今は、
ハスカップが美味しくなるにな、どんなことが大切なのかな?
お客さんに喜んでもらうにはどうすればいいのかな?
ハスカップのことをもっとたくさんの人に好きになってもらうには、どう伝えたらいいのかな?
ね、ほら、おんなじでしょ。
だから、教員という仕事をやめても、全然後悔していません。
相手は変わったかもしれないけれど、もっと広い世界につながったように思えて、ワクワクしているんです。
いかがでしたか?
ハスカップ食べたくなってきたでしょう?
10月下旬に、今シーズン最終回となるハスカップジャム&シロップの予約販売をします。
Instagramやメルマガでお知らせしますので、チェックしてみてくださいね。
今回も、最後までお読みただき、ありがとうございました。
スイ ウヌカラアン ロー!(アイヌの言葉で「またお会いしましょう!」)