お節介ちえこの部屋づくり 第7話
整理整頓・部屋づくりの目的は、住む人にとって快適であること・・・そこで、少しでも彼女好みのCafé風の部屋にする為に、数日考えてみました。
現状は、玄関を入って、左手に冷蔵庫、並んで流し台 そして、テーブルを挟んで隣の部屋との壁に食器棚があります。
入って正面には食器棚があり、目に飛び込んできます。そして、左手には、朝陽が入る彼女の一番のお気に入りの 半間の窓があり、窓には可愛いCaféカーテンがかかってます。
窓の下には、炊飯器や電子レンジなどを収納した木製ラックが置かれてます。流し台と壁には、少しの隙間がありますが、お気に入りというゴミ箱はその隙間に入りきらず、隙間と木製ラックの間に置かれています。
反対側の食器棚との間の床には、息子の部活で使う様々な預かりものが積み上げられています。
Café風のお部屋にする為の私の案は、食器棚を上と下に分解し、窓の下に並べその上に炊飯器や電子レンジ、彼女の好きなカゴを置きます。
カゴの中には、食料品等々を入れグリーンを飾り、木製ラックは、奥の息子の部屋側に並べ、テーブルにくっつけてカウンター風にし、小さなグリーンや小物をかざり、床置きされていた物や文具類の収納にするというものでした。
この案を聞いた彼女は、
『えっ?!食器棚を分解?動かす?女二人でできるの?!(― ―;)』
『だって、食器棚目障りなんでしょ?要らないと思っているんでしょ?でも、現状 この食器の数だと食器棚いるよね?大丈夫、やってみてイメージと違ったら、その時はまた元に戻せばいいから、まずはやってみましょう!!』
と、半ば強引に推し進めたのです(笑)
二人で、えっちらえっちら力を合わせて、出して降ろして、持ち上げて、分解して移動した結果・・・・・出来上がりました。
『すご~い!!うちじゃないみたい!』
と彼女の第一声。玄関を開けて飛び込んでくるのは、カウンター上のグリーンやお気に入りの小物たち。窓の下には、お気に入りのカゴとアレカ椰子。
すっかり部屋の印象が変わりました(^^)
また、食器棚移動のために、一旦食器を全部取り出して収める作業を行ったのですが、その時取り出した物は前回整理をした際に生き残った?物たちなので、当然全てを元に戻すと思いきや、
収めていく段階で、彼女はまたまた整理をして物を減らしたのでした。
『えっ これも手放すの??』今度は私が驚く番です(笑)
快適な空間の力が“捨てる行為”を促したと実感しました。
その日帰宅した息子殿の感想は、『ちえこナイスセンス!』『よそんちみたい!』だったそうです(笑)
余談ですが、実は前回のお片付けの時に、流し台の上の収納棚から、封も切られていない何年も前に頂いたという引き出物が出てきたのですが、記念のものだからということで捨てずにそのままとっといた食器も、この日彼女は処分しました!
捨ててしまうと、プレゼントしてくださった方に悪いという呪縛から解き放たれたのですね。
彼女の意識、行動の変化から、整理は、色々な感情を手放すことなのだと改めて教えられました。
下記のビフォーアフターの写真をぜひご覧下さい♪