お節介ちえこの部屋づくり 第4話
ママ友Kさん宅にて、前回部屋にあるすべての物の確認作業をしたので、これから、「スッキリ食器棚」を目指して、物の居場所を決めていくことにした。
手順は
❶食器棚に収めるものを決める
❷そこで省かれたものを移動する・・・ここでは、ビニール袋とラップ類
❸食器棚の中身を全部取り出す
❹使っているものと使っていないもの/必要なものと不要なもの好きなものとそうでないものに分ける。
❺使っていないもの/不要なもの/好きじゃない物は直ちにゴミ袋に(^^)
❻残った食器をさらに、必要数を検討する。そして、絞り込むことが理想。
❼使用頻度に応じて、収納位置を決める。
使用頻度の高いものを、手に取りやすい目線の位置に。そして、時々使うものを下に、最も出番の少ないものは上へしまう。
さて、Kさんの食器棚からは、正確には数えていないが、おそらく10数本以上のきれいに洗われたペットボトルが、50個以上の紙コップが出現した(笑)
不精な私は、きれいに洗われたペットボトルに思わず感嘆。
ペットボトルは、お出かけの時家から水を持っていく為に必要で、紙コップは、愛息のお友達が遊びに来た時に必要なものたち。。。とのこと。
『ペットボトル こんなにいるの?』 ⇒ 『要らないね(笑)買っちゃうし(笑)捨てていいよ』
『この紙コップは?』 ⇒ 『入るスペースがあるなら置いとく』
確かに、要らないと思ったものは迷わず捨てる事できる。いつか必要になるかもしれないと思うと捨てきれない。しまう場所がなくても、それが人の性分であろう。
性分といえば、人間は、本来心配性らしい。私たちのご先祖さまは、幾多の飢餓や飢饉を乗り越えて今に命をつないでくださった。私たちのDNAの中にそのことがしっかり刻まれている。だから、私たちは起こってもいない未来に対して、『いつかまた・・・』という不安を抱くのだそうだ。
・・・もし必要になったら・・・いつか、必要になるかもしれない・・・その時はその時 買えばいい・・・とは思えないのだ。
そして、もう一つ、日本人特有の″勿体無い病“の精神が、DNAにあるから。戦争を体験したおじいちゃん、おばあちゃん、父や母から、物のないことの辛さをしっかり教えていただいている。
物を粗末にすることは、悪だと教えていただいている。捨てることは、物を粗末にすることとイコールだと思っている。
果たして、本当に物を捨てずに持っていることが、物を大切にしていることなのだろうか?