お節介ちえこの部屋づくり 第2話
Kさん宅は、築年数もかなりたっている2LDK(Lといっても、実際は、2DK?)の賃貸住宅。
そこに、高校生の愛息と二人暮らしである。広さ的には、2人暮らしなら十分である。
いよいよ、Kさん宅の“お節介ちえこの部屋づくり”が始まった。
まずは、家族のだんらんの場 LDKからとりかかろう。
わりときれいに住んでいるな・・・というのが、第一印象。
テーブルには、花もいけているし、いたるところに(笑)カフェカーテンがかかっているし・・・。
生活を楽しもうとしている彼女の思いが感じられた。中々 “イイ感じ” なのだ。
ところが、だんだん時間が経つにつれ、色々なものが目に付き、気になってきた(笑)
今のままで楽しめているなら、“このままでもいいのではないか?”ふと、弱気が湧き上がってきた。
手をつけたら、とんでもないことになりそうな予感がしてきた(笑)
なんせ、時間の経過と共に、物の多さがヒシヒシと感じられてきたのだ・・・。
お節介かもしれないから・・・やめようかな。いやいや そんなはずはない。今のままでいいはずはない。
断捨離をしたいと彼女は思ったのだから・・・。
さあ、意を決してとりかかろう。
「ねぇ~ちえこさん、この食器棚さぁ、捨てようかと思っているの。大きいし、圧迫感あるし、それに〇〇と二人だから、こんなに食器もいらないさあ。いつも使うのは決まってるし。だから、捨てようと思ったけど、もったいないから、姪っ子に譲ろうと思って、今声かけしているんだけど、返事がなくて、返事待ちの状態 なんだあ・・・食器棚がなくなったら、スッキリするはずねぇ!」
ということなのだが、今日食器棚を処分するのは無理なので、手始めに、食器棚の整理整頓から始めることにした。食器棚の上にも、彼女のお気に入りの籠や愛息の部活動で使う一時預かりの品々が、ぎゅうぎゅうに積み上げられていた。震度1弱の地震でも崩れ落ちてきそうな程である^^;)
そんな状態であっても、きっと、整理整頓をして整然とした食器棚になることで、何かが生まれてくること間違いなしの核心があった。キレイの力は偉大だから。
でもその前に、この部屋にあるすべての物の確認作業をした。
次号は、実際にKさん宅へ!!どんなものがどれだけ出てくるのでしょうか?