■無菌ハウスの危険性
現代の空気汚染対策として、無菌状態を目指すことが一般的になっています。しかし、これにはいくつかの問題点があります。
~問題点~
化学物質の使用
国の基準で禁止されている化学物質(ホルマリン、トルエン、キシレンなど)以外にも、多くの化学物質が建材の加工時に使用されています。
これらの化学物質は検査項目の対象外であり、アレルギーやアトピーの症状を持つ子供や免疫力が低下している人々に新たな健康被害をもたらす可能性があります。
善玉常在菌の抑制
善玉常在菌の抑制
抗菌加工などにより、私たちの体にとって重要な善玉常在菌も攻撃されてしまいます。
これにより、免疫力が低下し、様々な病原菌と闘う抗体が弱まることで、アレルギーや病気を引き起こす要因となります。
空気の質の影響
腸内細菌のバランスは摂取する食品だけでなく、毎日吸い込む空気の質にも大きく影響されます。
無菌状態を追求することが必ずしも健康に良いわけではなく、適度な菌との共存が重要です。
■菌がいないと健康になれない理由
免疫システムの強化
私たちの体は、日常的に様々な菌と接触することで免疫システムを強化しています。適度な菌との接触が、免疫力を高め、病気に対する抵抗力を養います。
善玉菌の役割
善玉菌は、消化を助けたり、病原菌の増殖を抑えたりするなど、私たちの健康維持に重要な役割を果たしています。無菌状態では、これらの善玉菌も減少し、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
生命に大切な善玉常在菌も攻撃される抗菌加工等が問題となっています。