関連施設 (メディカル還元陶板浴 温)
メディカル陶板浴 「温」
▪️方針・目的・内容
▪️方針・目的・内容
◇ 本陶板浴施設はがんの術後のリハビリ、抗がん剤治療後の健康回復、がん末期の苦痛緩和や再発防止を目的とした施設として開設いたしました。
また、自律神経病(アトピー性皮膚炎・糖尿・腎不全・鬱・認知症・・・)などの予防として効果が期待できます。
◇ 酸化還元陶板浴、自律神経を刺激し血流を改善します。心地よく寝入ってしまうほどですが、陶板浴の酸化還元空気と床から伝わる温熱により、体中の酸化した細胞が蘇り、また各臓器もさらさら血液と化した血液が毛細血管を通じて行き渡ることで傷んだ臓器の細胞も蘇ってきます。
※当施設は自律神経免疫病の研究に詳しい新潟大学名誉教授の医学博士である安保徹(あぼとおる)教授の自律神経免疫理論の考えに基づいた考えで開設しました。
◇ 日本自律神経病学会準会員
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▪️ 自律神経とは
免疫を調整している大元の司令官は脳の中枢にある自律神経です。
自律神経はその名前の通り、全身の血管や内臓など体の内部環境の働きを人間の意思に関係なく自立して調節しています。自律神経には対照的に働く交感神経と副交感神経の2つの神経があります。
交感神経は、主に昼間活動している時に優位に働く神経です。緊張している時や興奮している時に働き、神経の末端からはアドレナリンを分泌します。
副交感神経は、食事のときや、夜休息するとき、笑うときに優位に働く神経です。排泄反応も支配しています。神経の末端からはアセチルコリンを分泌します。
両者は片方が優位に働くと、もう片方は控えめに働くシーソーのような拮抗関係にあります。また、気候、環境などの外界の条件、感情などの内的条件を受けて常に微妙に変化し、揺れ動いています。さまざまな条件下にあっても体が常に一定の状態(恒常性:ホメオスタシス)を保っていられるようにバランスをとっています。
両者の神経は末端から分泌しているアドレナリン、アセチルコリンのホルモン系によって指令を行い、組織を刺激し、体温や血流などのエネルギー生成までも調整しています。もちろん、その指令は防衛軍として免疫を直接的に担っている血液中の白血球にも伝わります。
白血球の中の顆粒球はアドレナリンの受容体、リンパ球はアセチルコリンの受容体を持ち、自律神経の指令に応じて数や割合を常に変動させています。さらに、白血球の仲間同士の間にも、通信兵のようなサイトカインという情報伝達物質をそれぞれが持ち、互いに放出し、連携をとりながら働いています。つまり、自律神経は単に免疫系だけに働くのではなく、ホルモン系やエネルギー生成系にまで働きかけて密接に関係を持ち、全身60兆個もある細胞の働きをすみずみにわたって調整してるというわけです。まさに大元の司令官としての役割を果たしているのです。(※安保徹のやさしい解体新書:安保徹著 より抜粋)
▪️ 自律神経による白血球支配の法則
1996年、外科医師の福田稔医師と安保徹先生との共同研究により自律神経の白血球支配の法則が見つけられた。
自律神経の乱れ(交感神経、副交感神経のどちらかに偏った状況)が長く続くと、白血球の中のリンパ球と顆粒球のバランスが崩れ、免疫力が低下し病気を引き起こします。ストレス過剰の無理しすぎる生き方で交感神経に傾くと、アドレナリン受容体を持つ顆粒球がふえて死んでいくときの活性酸素によって炎症や潰瘍を起こし、組織破壊の病気を引き起こします。リラックス過剰の楽しすぎる生き方で副交感神経に傾くと、アセチルコリン受容体をもつリンパ球が増えて小さな物にまで反応し、アレルギー疾患を引き起こします。ちなみにアドレナリンとアセチルコリン両方の受容体を持っているのがマクロファージです。交感神経が優位になると活発に体内をパトロールして異物を警戒し、副交感神経優位になると異物を貪食し、消化排泄を行います。体内の状況に応じて数が変化します。マクロファージが増えているときは、ウィルスや異物、異常細胞や戦闘後の免疫細胞の死骸などの処理を行なっているときです。体の中を掃除して治癒へ向かっています。血液を採取して白血球分画検査を行えば、簡単に白血球のバランス、つまり免疫力の状態を把握することができます。(3ヶ月に1回程度を目安に。)
免疫力をみる上でのポイントはリンパ球と顆粒球(好中球+好酸球+好塩基球)の割合です。リンパ球の割合と数が、生きる力を表しています。
自律神経がバランスよく働いて健康な状態のときには血液1立方ミリメートルあたりに4000〜6000個の白血球が含まれています。白血球の中のリンパ球と顆粒球のバランスは、約54〜60%の顆粒球、約35〜41%のリンパ球。約5%のマクロファージという割合が理想的です。この状態は血流がよく理想的な体温、腋下で測定すると約36・5度です。免疫力は十分に働いています。理想的な状態に近い値にあれば、なおす力が備わっているので、たとえ病気や気になる不快な症状があっても早く回復することができます。その逆に理想値内にない場合は、症状がなくとも発症や再発の危険があるので生き方の改善が必要です。体の持っている力を信じて生活での改善方を実践すれば、病気を予防し治癒できます。恐れることはありません。
▪️ 病気はストレスと低体温から始まる
病気の人と健康な人と比べると、まず違っているのが顔色です。顔色は体温の違いを如実に表しています。
体温が低いと、体内の酵素、代謝、免疫力などに大きな違いが生じてきます。理想的な体温は腋の下で測定して36.5度です。このくらい体温があれば脳や内臓の深部体温は37.2度を保つことができ、体内の酵素や免疫力、代謝は活発に働きます。しかし、平熱が36度に満たない人、35度台の人は免疫力も著しく低下した状態にあります。34度台となると、何か病気が隠れている可能性があります。体温は目に見える免疫力といっていいほど、体温が低い人は免疫力も低いのです。
低体温では体の中はうまく働きません。約3000種類以上の酵素(消化酵素と代謝酵素)の働きが弱まって活性化できず、消化の反応は遅くなり、消化酵素を大量に必要とします。
汗をかく機会も少なくなり、汗腺の機能は低下し体内の有害物質や老廃物を汗から排出しにくくなります。血流は悪くなり、体の末端まで血液が供給されにくくなります。その結果、免疫力を担っている白血球も酸素を運ぶ赤血球も不十分となります。血液はうまく働けず低酸素となり、二酸化炭素や老廃物の回収も滞りがちになります。ミトコンドリアでは高い体温と酸素を必要とするためエネルギーがつくられにくくなります。こうなると、免疫系への打撃は大きく、36.5度の体温がたった1度下がっただけで、免疫力が37%、基礎代謝は12%、体内酵素の働きは50%も低下し、体の中は大きく変わってしまいます。ちなみに、がんが大好きな温度は35度台で、がんは39.9度以上の熱で死滅することがわかっています。低体温はやる気までも奪い、心までも冷やし、「万病の元」そのものです。そもそも低体温を招く大きな原因はストレスです。適度なストレスは生活の刺激になりますが、長い間継続する強烈なストレスは、自律神経のバランスを崩して、体温を保とうとする働きを破綻させてしまいます。まったくストレスのない緩みっぱなしの生活も問題ですが、交感神経に傾いても副交感神経に傾いても低体温になり、深部体温を低下させます。そして、低体温は低酸素を招き、エネルギー生成は温かさと酸素を必要としない解糖系中心になり、高血糖の状態を招いてとうとう病気が起こります。(※安保徹のやさしい解体新書:安保徹著 より)
▪️ エネルギーをつくるミトコンドリア系と解糖系
体には、エネルギーをつくる2つのシステムがあります。1つは酸素を必要としないで糖質から瞬発力を産み出す解糖系です。もう1つは、酵素をとり入れて持久力を産み出すミトコンドリア系です。この2つのシステムは真核生物の頃から共存共栄のためにとり入れられた仕組みで、体は必要に応じて使いわけています。細胞内で作り出しているエネルギー(ATP:アデノシン三リン酸)を使って、さまざまな生命活動を行なっています。解糖系が作るエネルギーは電池二個分(ATP2分子)と効率は悪いのですが、低体温(表皮体温32度)でも酸素は必要なく、糖質から素早くエネルギーをつくり出せます。ミトコンドリア系は、食べ物から取り出した水素を、とり入れた酸素と反応させて、深部体温37.5度で効率よく電池36個分(ATP36分子)という大量のエネルギーをつくり出せます。解糖系はミトコンドリア系の出すATPをもらい、ミトコンドリア系は解糖系の出す乳酸をもらい共存しています。しかも細胞内でミトコンドリアが細胞分裂を抑制することを条件に寄生しています。この2つのバランスをとりながら、年齢とともに解糖系からミトコンドリア系に移行させることが健康の要です。たった1つの受精卵から成長を遂げる胎児の頃は、解糖系を優位に働かせて細胞分裂と増殖を繰り返し、成長します。母体から生まれ落ちて酸素を取り入れる肺呼吸が始まると同時にミトコンドリアは15歳頃まで増え続けます。ミトコンドリアが多くなるまでは解糖系優位の時代で、とにかく食べて活力を確保し成長し続けます。ミトコンドリアが増えると分裂抑制遺伝子が働き、成長は止まります。ただし、ミトコンドリアの少ない部位(精子、皮膚、髪、骨髄、腸の上皮)だけは解糖系中心です。20〜50代は、解糖系とミトコンドリア系を活用する調和の時期です。50代はエネルギー生成の変遷期で、少食への切り替え時です。この時期に食事に依存し、解糖系でエネルギーをつくり続けると病気の素地ができます。食べ物への依存度を高めて高血糖となると糖尿病の引き金になり、血流が悪いまま抜けきれずがんや生活習慣病へ向かいます。怪盗系の酷使は乳酸の量を増やして、それを処理をするミトコンドリア系の負担が増えて活性酸素による老化が進みます。体を大切に長く使い続けるには、ミトコンドリア系への移行が必要です。(※安保徹のやさしい解体新書:安保徹著 より)
ご挨拶
◇術後のリハビリ・抗癌剤治療後の健康回復・ガン末期の苦痛緩和に特化した施設として開設いたしました。
また、自律神経病(アトピー性皮膚炎・糖尿・腎不全・鬱・認知症)などの予防として効果が期待できます。
◇肌の艶が良くなるなど美容効果も期待できます。