資産運用の相談所 【MS future Labo.】

資産形成こそ株式投資で!

なぜ資産形成は株式投資が良いのか?~​4人から学ぶ~​
​トマ・ピケティ
​ロナルド・リード
​ウォーレン・バフェット
​渋沢栄一
トマ・ピケティ(フランスの経済学者)
​著書 「​21世紀の資本論」

​上記の​​​​著書で長い期間のデータを調べた結果「r>g」という答えを導き出した。
​rとは資本収益率であり、gは経済成長率の事。

​​簡単に言うと・・・
人が働いて得たお金よりも、株式投資などの運用で増えたお金の量が多いという結果になったそうです。​​

​r(資本収益率)は年平均5~6%
​g(経済成長率)は年平均1~2%

​資本収益率の年平均5%というのが、株価指数リターンという事になります。
​実際に長期的な株価の動きを見ていくと、過去5%くらいで増え続けている事が分かります。

​自分で働いてお金を得るという行為も大事ですが、お金に働いてもらうという事を考えるのが資産形成では大事だというのが分かります。
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ロナルド・リード
​亡くなるまで無名の老人でした。
有名になったきっかけは、彼の遺産が800万ドル、日本円にして約9億5000万円あったためです。
​彼は経営者や資産家などではありませんでした。
​若い時はガソリンスタンドで働き、年を取ってからはビルやスーパーの清掃員という、典型的な労働者階級の低所得者層だったそうです。

​ではどうやってそのような資産を築いたのか?
そう、株式投資です!

​彼は37歳から92歳までの間、株式投資をしていたそうです。
​利益の出続けている会社の株に少額づつ複数の会社に投資して、売却はせず持ち続け、配当金が出たらその会社の株に再投資するという手法だったそうです。
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​人が働くよりも、お金に働かせた方が資産を残せたという典型ですね。
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ウォーレン・バフェット
​~株式投資だけで世界一のお金持ち~​

​11歳から4万円で株式投資を始め、80年で10兆円の資産を形成。
「​11歳まで株式投資をしなかった事が人生最大の損失」と話しているらしい。
​バフェットは長期投資を基本スタイルとしているので、時間を味方につける重要性というのを端的に表した言葉なのではないかなと思います。

​投資で資産形成をするのは時間がかかります。
​長期的に利益を出し続ける会社を、じっくり保有し続ける事で資産を確実に増やしていくバフェットのスタイルは、個人が株式投資で資産を増やすヒントになるのではないのかなと思っています。
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お金が働く事と人間が働く事は似ている?

​資産運用のアドバイスをしていると、
​・早く資産形成をして運用だけで暮らしていきたい
​・株式投資は人を出し抜くようでイメージが悪い
​ポジティブな意見もネガティブな意見も、様々な意見を頂く事が多いです。
​あくまで私の考えになりますが・・・
​一生仕事をしなくても良いくらいの資産を蓄えても、仕事を辞める事はお勧め出来ません。
​私なりに、人間が働く事とお金に働いてもらう事というのは、人のお役立ちに繋がるという考えがあるからです。
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​​~人間が働く意味とは~
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人間は共同生活をしています。
​共同生活をしている中で、人が自分を誰かを助ける事もあれば、自分も誰かを助けて生きています。
​人には長所と短所があり、それぞれの能力を使って、人の短所を補いながら生きていきます。​
​自分にしかない能力を使って、人を助けて生きていくという事が、人間が働く意味なのではないかなと思います。

お金に働いてもらうという本当の意味については最後の人物から学べます。
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渋沢栄一
​~日本の資本主義の父~​

​日本主義経済の父と言われている由縁は、日本の代表的な会社の設立に関わっています。
その数なんと500社!!!
​また日本初の「株式会社」の設立も渋沢栄一だったと考えられています。

​なぜそんなに多くの株式会社設立に関わったのでしょうか。
​それは日本を豊かにしたいという気持ちと、それを叶える手段として株式会社の設立という仕組みを活用したからです。

​当時の日本には夢や希望に満ちあふれた多くの優秀な若者が多かったが、その若者たちには資本がなかったそうです。
​そこで活用されたのが、株式会社の設立です。
​株式を発行して小さな資金を色々な方に投資をしてもらう事で資本は大きくなります。
​その資本を投じて、優秀な若者たちが人の役に立つ物やサービスを事業として広めていく。
​その物やサービスを購入したり使った人たちが豊かに幸せになる。
​それで上がった利益の一部を、投資をしてもらった株主に配分する。

つまり株式投資とは勝ち負けで一喜一憂する事ではなく、自分だけが儲かると言う訳でもなく、世の中のすべての人々が幸せになる仕組みだという事で多くの会社の設立に関わったという事のようです。
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​​私は15年以上金融の仕事に関わらせて頂く中で、株式投資が単なる金儲けの手段ではなく、世の中の役に立つものだと確信しています。
​経営者ならどうして会社を設立したのか、どう在りたいのかという理念があるはずです。
​その理念にあなたが共感出来る会社というのがあると思います。
​その会社を応援しながら、自分の資産が増えるという株式投資は本当に良い仕組みだなと思います。
​この記事が少しでも株式投資のイメージを変える事に繋がればとても嬉しいです。