

木の家にこだわる。
住まいの性能、戦後大量生産された日本の住宅は30年もすればスクラップ、
と言われるくらいお粗末な物でした。しかし、今では耐震性や断熱性、省エネ等の性能が格段に上がり、長寿命で資産価値を損なわない家が建てられるようになってきました。が、今だにシックハウス症候群やヒートショック等の住まいに起因する問題はまだまだ解決には至っていません。
これら問題を解決するため、さらに住まいの性能を高める動きは加速しているようです。例えば断熱性能を高めるために気密性も高める、そうすると今度は換気が不十分で空気が汚れる。ならば機械を使って換気を・・・という具合に人工的な対策が主流になる。つまりはどんどん自然に逆らう事態を招いています。
高温多湿な日本では電気のない古より、木の家があたりまえで、その家は百年以上経っても丈夫な家でした。それは、いい木を匠の技で建てることができる棟梁大工の知恵と技術の結晶だったのです。
まあ、時代の流れですから、その時々の法規を守ることは当然ですが、コンフォルトは日本の気候・風土に適した木の家にこだわり、住まいの性能をバランスよく捉えて、お客様が幸せに暮らし続けることができる資産価値の高い家をこれからも建て、守っていきます。


「24時間換気=健康住宅」ではありません。
戦後の住宅不足から、新建材を多用した家が数多く建てられましたが、断熱性能を高めるために気密性も向上しました。しかし、新建材や家具にはホルムアルデヒドやトルエン等の有害物質が多く含まれているため、シックハウス症候群を招くという社会問題になりました。そこで、2003年、シックハウス法により24時間換気が義務付けられました。ご承知の方も多いと思いますが、住宅に於いての24時間換気は「1種」と「3種」があります。
さてどちらがいいのか?というご質問を受けることがありますが、その前に
「24時間換気=健康住宅ではない」ということをご存知ですか? 24時間
換気を選択する前に、キレイな空気環境を維持するための大事なポイントを知って頂きたいのです。
1/素材(木材・建材)を選ぶ。
自然素材100%であったとしても、防腐剤や残留農薬など、何かしらの空気を汚す物質は含まれているのです。大切なのは、多少出たとしても珪藻土等の汚れた空気を吸着・分解する素材を取り入れることです。
2/素材をバランスよく配置する。
シックハウスの原因はホルムアルデヒドやトルエン等の有害物質。それらを多く含むビニールクロスや接着剤はNGです。
かと言って、オール自然素材の家は化学物質過敏症の方ならともかく、建築コストが跳ね上がり、現実的ではありません。自然素材は程よくバランス良く使うことです。
3/空気が流れる設計をする。
住まいは人間が暮らす器。家具や人間の体からも空気を汚す物質は常に出ているのです。ご家族が集うリビングも、長時間過ごせば息や汗によって空気は汚れます。家全体に空気が流れるような設計であれば、空気は淀むことなくキレイな空気環境が保つことができます。
以上のことを踏まえた上で24時間換気を選んでください。
コンフォルトの考え方は「24時間換気は第3種で充分」
日本は四季のある国。もともと窓を開けたり、縁側で自然の力で換気をする家がほとんどでした。
夏冬、梅雨の季節には、24時間換気があれば快適に過ごせますね。


省エネは光熱費の削減だけじゃなく、安全性も高めます。
昔は住まいの断熱性能だけでしたが、気密性や家電などを含めた総合的な省エネ対策が進んでいます。さらに2020年には新たな省エネ基準が義務化されます。またZEHやHEAT20などの創エネへの感心も高まっています。
いずれにしても省エネ対策を進める上で重要なのは、遮熱シートと断熱材設置による性能を確保するコト、各部屋の温度差をなくして風通しをよくするコト、ヒートショックを起こさない安全な住まいにするコトです。断熱性能を高めるコトで、家中どこにいても心地よく快適に過ごすコトができます。
コンフォルトでは、これらのことを総合的に考え適切にアドバイスさせていただいております。


東日本大震災にも耐えた木の家。
東日本大震災、茨城県では震度6強弱の揺れがあり、その後も大きな余震が続きました。記憶に新しい大変な災害でしたが、おかげさまでコンフォルトで建てた家は半壊も全壊もありませんでした。当社では全棟地盤調査を実施し、全棟ベタ基礎にしており、壁量も一般の1.5倍を標準仕様とした構造だったからです。
これからも高耐震・高耐久な住まいづくりを進めて行くのは当然のコトですが、今後は「制震」にも取組みたいと考えています。制震はまだ法律の制度がありませんが、ご依頼があれば設計時に制震計算をして具体的な提案もいたします。住まいの制震性に免震性を付加するコトで安心の担保が高まり、さらに資産価値を高めることができます。