「液だれは “防ぐ” から “受ける” へ。」
　新発想のドレッシングボウル、誕生。

ストーリー
息子の乳製品アレルギーをきっかけに、
我が家では“食の安心”を守るため、市販品に頼らず手作り中心の食生活になりました。
タレやドレッシングも、妻がその時の料理に合わせて毎回手作りしてくれています。
とくに鍋の時には、特製ゴマダレ、ガーリックオイル、ポン酢、ネギ塩ダレなど、
いくつもの自家製タレを並べて味の変化を楽しむのが我が家の定番です。
しかし、その楽しい時間に“毎回つきまとう小さなストレス”がありました。
ココットやミニボウルからタレを注ぐたびに「タラ〜ッ」と液だれが起こり、
テーブルには輪ジミがいくつも広がってしまう。
拭き取ればゴミが増え、せっかくのタレも無駄になる…。
「この小さなストレスをどうにかできないだろうか？」
そう思って、市販品を探したり、液だれの仕組みを調べたりしました。
その中で分かったのは——
液体の粘度や表面張力の影響で、“液だれを完全に防ぐことはほぼ不可能”だということ。
ならば、発想を変えればいい。
防げないなら、受け止めればいい。
そう考えて生まれたのが、注ぎ口の下に“受け口”をつけるというアイデアでした。
こぼれたタレを机に到達する前にキャッチできれば、液だれによる汚れを防げるはず。
市販品にも、醤油差しやオイルポットなど液だれ防止に特化した商品はあります。
しかし、それらは “特定用途専用”。
ドレッシングやタレの調合から、食卓での提供までを一つでこなせる
“汎用的な液だれ防止容器” は、驚くほど見当たりませんでした。
そこで、自家製ドレッシングやタレに幅広く対応できる、
液だれ防止“受け口”つきテーブルウェアの開発を思い立ちました。