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私達について

東洋商事ミシンセンターの歩み

── 二代目 仲宗根雄輝

「東洋商事ミシンセンター」は1961年に創業し、
現在まで60年以上、石垣島の暮らしに寄り添ってきた店舗です。

祖父は宮古島で叔父の電気店に勤めていましたが、
那覇の家電店の社長のすすめを受け、石垣島での創業を決意しました。
リヤカーに家裁道具を積み込み船に乗り、石垣島へ渡ったと聞いています。
当時は今よりも航路が安定しておらず、
開業は大きな挑戦でした。

「東洋商事」として家電を取り扱い始め、
努力を積み重ねた結果、1984年・1985年には
九州三菱販売店として2年連続で売上No.1を受賞しました。

その後、時代の変化に合わせ
事業を「ミシン」に集中させることを選択。
現在の「東洋商事ミシンセンター」が形となりました。

当時の石垣島では、家庭にミシンが一台あることが一般的で、
嫁入り道具としての需要も高かったそうです。
最盛期には島に6つのミシン店が存在していましたが、
現在営業しているのは当店のみです。



祖父は商売に厳しく、地域への貢献も欠かさない人でした。

・無料アフターサービスの徹底
・月賦(分割)販売の継続
・学校へのミシン寄付
・来店者への記念品配布

これらは祖父の代から続けてきた取り組みで、
一つひとつが信頼の積み上げになっていきました。



私は山梨県で会社員として勤務していましたが、
弟が病気で倒れたことをきっかけに、石垣島へ戻ることを決断しました。

ミシンの扱いは初心者同然。
糸かけから修理まで、日々学びながら業務を進めていく形でした。
失敗も多かったものの、経験を通して技術を身につけてきました。

祖父がよく言っていた
「努力とアイデア」
この言葉は、今の仕事においても大切な軸になっています。



時代とともにミシン購入者が減っていく中で、
私は新しい事業として刺繍サービスを導入しました。

最初の注文はミシンを購入されたお客様で、
命名刺繍に興味を持っていただいたことがきっかけでした。
今では、あざみ屋様やみね屋様など、
民芸品関連の刺繍にも関わらせていただいています。

刺繍の特徴として、
・既存ロゴの刺繍データ化
・現物からのデータ化
・写真1枚からの刺繍化
など柔軟に対応できる体制を整えました。

来店されたお客様が
糸や生地の色を実際に見ながら選べる点や
試作品をチェックできる点は、特に好評をいただいています。

大量生産はできませんが、
仕上がりの精度を追求し、一つひとつ丁寧に対応しています。
データ作成と試作を重視し、
お客様と納得のいく形で仕上げていくスタイルです。



修理業務については、創業時から
「販売したミシンは最後まで責任を持つ」
この姿勢を継続しています。

故障したミシンを直し、
再び使えるようになった時のお客様の表情は、
仕事の励みになっています。



今後は、ミシン自体をもっと身近に感じてもらえる取組に
力を入れていきたいと考えています。

小学校などから要望があれば、
ミシンの使い方をお伝えする活動も実施しています。
ワークショップでは、子どもたちの創造力と成長を感じ、
ものづくりの大切さを改めて実感しました。

「つくる経験」は、将来につながる力になると信じています。
石垣島から多くの作り手、デザイナーが生まれ、
その最初の一歩を支えられるような存在でありたいと考えています。



弊店のモットーは
「敏感・敏速に」
販売・修理・刺繍、すべての業務において
丁寧さを大切にしています。

石垣島の暮らしに貢献できる店舗であり続けるよう、
これからも取り組みを続けていきます。