氣南農園

私達について

氣南農園の杉岡と申します。
和歌山県・紀南の自然豊かな土地で、お米と野菜を育てています。

農園を始めてから、今年で9年目になりました。
かつては輸入商社で営業として働いていましたが、都市での子育てや食のあり方に違和感を感じ、祖父の介護を機に和歌山にUターン。今は4人の子どもたちと共に、自然の中で暮らしています。

僕が農業を始めたのは、「子どもたちが安心して生きられる未来をつくりたい」という想いからです。
食べ物が手に入らなくなるような未来は避けたい。どんな時代でも「食べること」だけは困らないように、誰もが土と向き合い、自分で食をつくれる世の中にしていきたい。そう願って、この氣南農園を始めました。

氣南農園で育てているのは、主に「にじのきらめき」という品種のお米と、季節の野菜たちです。
お米は独自のこだわり栽培。
野菜は無肥料・無農薬、つまり土そのものの力を活かして育てています。

その中でも特に大切にしているのが、“土づくり”です。
僕たちは籾殻や廃菌床、梅干しづくりの調味廃液など、これまで“ゴミ”とされてきた資源を活用し、微生物たちが元気に働ける環境を整えます。そして、水やミネラル、酵素など自然界の力に素直に耳を傾けること。
僕の農業は、そうした多様な技術や知恵を融合させた“総合的な農法”です。炭素循環農法を基盤に、抗酸化的なアプローチや、生き物たちの調和を感じながら畑づくりを行っています。

また、自然の摂理やエネルギーのような“まだ言葉にしきれないもの”にも、しっかり目を向けています。
畑の環境や育てる人の意識が作物の成長に影響を与えることを、日々の体験から強く実感しています。

僕自身、食事は1日1食、非加熱の天然塩や活性水などを日常的に取り入れ、体脂肪10%以下を維持しています。こうした生活を通じて感じているのは、「本来の人間の力は、自然とつながることで発揮される」ということ。農業も同じで、人と自然がちゃんと向き合えば、野菜も稲も、しっかり応えてくれます。

当ショップを通じて、農業に関心のある方、健康や環境に意識のある方、あるいは「何か変えたい」と感じている方とつながっていけたらと思っています。

氣南農園の作物は、決して“特別な人のための高級食材”ではありません。
誰もが安心して、毎日のごはんとして手にとれるものを目指しています。
自然と調和しながら、健やかな暮らしをつくる。その入り口として、ぜひ一度、氣南農園の野菜やお米を味わってみてください。