eureka ユリイカ

ユリイカの想うこと

私が39歳のときに誕生したベビーは筋金入りの食物アレルギーをもってきました。生後2ヶ月から母乳を通じて真っ赤に。
この時期からのノートに私に食べたもの、時刻を書き、その後の授乳の時刻、そしてベビーのコンディションをつぶさに記録するという観察日記が始まりました。

食べ物に限らず、古くなった壁の粉が落ちた部屋で遊ぶと真っ赤に。
家のリフォームをすることになりましたが、20数年前はまだアレルギー対応の壁紙を扱う業者さんも少なく、種類も限られたものでした。

当然、化学繊維の服は着せることなく、下着、衣類は綿100%。それでも、安価な綿製品を着ると真っ赤になる。きっと染料の良し悪しだったのかも?それからは最低限、直接肌に触れる者はオーガニックコットンに変えました。

6月を過ぎると、曇りの日でも車の中で真っ赤に日焼けしました。これは母の私も日光過敏症ろいう皮膚トラブルを持っていたので、
リビングと寝室のカーテンはオーガニックコットンで。
オーガニックコットンのカーテンを引いた部屋は室温が安定することにも驚きました。

オーガニックコットンの衣類は肌の状態を改善してくれるわけではないけれど、今以上に悪くなることはない。
そういう感覚でした。

暮らしの衣・食・住が私たちのカラダとココロを創ります。身にまとう衣類、日々当たり前に口にする水、食材、長い時を過ごす家、住まいそのもの、日常を回してくれるさまざまな道具、電子機器・・・

私たちが手にするそれらすべての生産者や作り手が、すこやかに胸を張って、その品々を私たち消費者に送り出してくれる。
私たちはそのイメージを気持ちよく受け取り、今を軽やかに生きる力に変えて行く。

まずは命をつなぐ食べ物を食べたいときにすぐ食べられるおやつやスナックも本物の美味しさで。安心な原材料であること、生産者にたどり着けること、そして何より美味しいと思えるものをお届けします。
われない苦しみや諦めの感情は見当たらない。それを世界のデフォルト、当たり前にしていきましょう。