反射の統合ワークサロン ほぐみ

私達について

 ここでいう「反射」とは赤ちゃんの頃、およそ2歳までに統合し反応が出なくなるものを指しています。
 お母さんの胎内にいるころ、赤ちゃんはお母さんがストレスや危険にさらされたとき、ぎゅっと体を固めて身を守っています。その反射は受胎後12週ごろには統合(卒業)し、生まれるころには反応が出ない状態になっているのが自然です。しかし何らかの理由でその反射を残したまま生まれ出て、大人になっても残存している人がたくさんいます。私たちはそれを「固める反射」と呼んでいます。

 固める反射が残存していると多くの場合背面の筋肉が常に固い状態です。そのほかにも視覚や動眼神経の発達が未熟になりがちですから、「見ること」も苦手になりがちです。

 身体的なことだけでなく性格にも影響します。引っ込み思案、新しい状況や場所で無口になる、いつもと違う状況を嫌がったり対応が困難になる、などの特徴につながります。

 固める反射のほかに「原始反射」と呼ばれる赤ちゃんが発達していくうえで出現するものもあります。しかるべき時に必要な反射が出現し、人間としての発達を遂げるに伴い統合されていきますが、その反射を「やりきる」ことができないと残存します。

 原始反射にはいくつもの種類がありますが「モロー反射」は固める反射と並んで「二大反射」と呼ばれています。モロー反射の残存があると、すぐ攻撃的になる、過剰反応する、感情が高ぶりやすい、静かに休むのが苦手、リラックスできないなどの特徴がみられます。

 そのほか、原始反射はたくさんありますが、まずは固める反射とモロー反射の統合を中心に「静のワーク」を行います。発達するにつれ身体が動きたくなってきたとき「動のワーク」を取り入れ原始反射の統合を促します。