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●【一般社団法人いのり 】について
一般社団法人いのりは、芸術家たちの活動を、次代を担う子どもたちや社会に伝えるために企画、提案、実施し、芸術文化を通じて地域創生、地域活性、社会の向上発展を目指しています。
私たちは伝統的なスタイルを踏襲しながらも、現代的な新しい視点も入れ、古今東西、多種多様な芸術を融合させた作品やワークショップを行っています。それによって人々の心に何らかのきっかけになれたらと考えています。

代表理事 南江千代
理事 辰巳満次郎
理事 ブラウリオ・アルバレス
理事 鄭暁麗
理事 相生志麻
監事 守屋實智子



●日本の伝統芸術文化と現代芸術の融合作品【クニトコタチ 平和への旅】について
日本神話に登場する「クニトコタチノミコト」という神の物語を通して「平和へのいのり」のメッセージを伝えることを目的として創作いたしました。今後様々な地域で、様々なスタイルでの公演を予定しているため「クニトコタチ 平和への旅」としています。
日本の伝統的文化芸術である茶道や能楽、和太鼓と、現代的なコンテンポラリーダンスが融合されたパフォーマンスを表現するだけでなく使用している衣装や茶碗などもこの公演では重要な役割を果たしています。表現者たち全ての出会いが、異なる文化や芸術の融合を生み出し、宗教や文化の壁を超えて違いを認め合い、表現するところに『平和』がもたらされると考えています。
この公演を通じて、平和とは何か、多様性の尊重とは何かを改めて考える機会にしていただければ幸甚です。


●『クニトコタチ』で実演される文化芸術について
★茶道
日本の伝統文化である茶道には、献茶という神仏や御霊にお茶を捧げる儀式があります。
この公演は天地の神々に捧げるため守屋實智子による献茶から始まります。

★和太鼓
鬼太鼓座は1969年に結成されたプロの和太鼓集団。組太鼓を舞台興行で演奏するという新しいスタイルを確立させ、日本国内に限らず、海外からも注目を集めています。
尺八奏者でもある松田惺山率いる鬼太鼓座は楽譜のない即興演奏を通じて、その場に流れるエネルギーを和太鼓の音とリズムを用いて表現します。

★コンテンポラリーダンス
コンテンポラリーダンスは多種多様であり、そのスタイルは振付家によって大きく異なります。
今回の作品ではクラシックバレエと能の動きを掛け合わせます。
本公演のテーマである「自由と希望」を、東京バレエ団ブラウリオ・アルバレス(青龍)、南江祐生(白龍)によるコンテンポラリーダンスを通じて、後にクニトコタチを呼び起こすきっかけとなる青龍と白龍を舞で表現します。

★能舞
能は室町時代に大成した日本を代表する古典芸能です。わずかな動きと細かい感情表現を使う点が特徴的で、神に捧げる舞と言われています。
この公演では古典のみならず現代的な作品を通して能の発展に尽力している宝生流能楽師 辰巳満次郎が日本神話の根源神クニトコタチを演じます。

★衣装と道具
衣装は、古来より伝わる方法で織り上げられた絹、亜麻、麻を使い、茶道具も陶芸家の手によって丁寧に作り上げられたものを使用。世界最古の亜麻、シルクロードを通って伝えられてきた絹や茶。それらの文化が日本で融合され日本文化として伝統的に培われてきた背景も表現します。

映像・音響
映像は、フォトグラファー蓮井幹生によって組まれたチームで編成し、製作過程から追ってドキュメンタリー作品として製作していきます。音響は茶道の茶筅の音や茶杓など細かな音、背景に流れる音までもとらえ、表現の中に加えていきます。全ての瞬間が作品となるように、蓮井幹生によって編集されます。

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