＜ECSの乱れは病気の原因に＞
私たち人間の身体には、食欲や痛み、免疫、感情、運動機能などを調整するECS(エンド・カンナビノイド・システム)と呼ばれる身体調節機能が備わっています。
ECSは外部からの強いストレス、加齢に伴う老化によって働きが弱まり、「カンナビノイド欠乏症」と呼ばれる状態になり、さまざまな疾患の原因になることが判明しました。

＜CBDとは＞
CBDとは、麻（産業用ヘンプ）に含まれている代表的な成分の一つ「カンナビジオール」の略称で、私たちの生活に馴染みのあるポリフェノールの一種です。
麻で有名な成分で精神を高揚させるマリファナ(THC)の成分は含まれません。従って、麻薬ではありません。また、CBDには副作用や依存性がありません。
植物性カンナビノイド(CBD)を摂取することで、カンナビノイド欠乏症を解消し、身体のさまざまな機能を正常に戻す働きがあると言われています。

＜免疫・CBD・ECSの関係＞
免疫とは体内で発生したガン細胞や外から侵入した細菌やウイルスなどを常に監視し、撃退する自己防衛システムのことです。強いストレスを受けたり、身体の老化が進むと免疫バランスが崩れます。免疫は、過剰となっても、免疫が低下してもどちらも病気の原因となります。
CBDは身体調節機能ECSに働きかけて、これらのバランス調整に寄与すると考えられています。

＜CBDの摂取・吸収方法＞
CBDにはいろいろな摂取・吸収方法があります。
・舌下摂取/下の粘膜から吸収　主にオイルなどから摂取し、比較的早く体内に吸収できる
・呼気摂取/肺から吸収　ほかの摂取方法よりも早く体内に吸収される
・経口接収/胃や腸から摂取　主にサプリメントやグミなどから摂取し、比較的ゆっくりと体内に吸収できる
・局所摂取/肌から吸収　主に化粧品などから摂取し、皮膚上にある受容体と直接結合し局所的に吸収できる

＜大麻草由来のCBD成分とは＞
大麻草由来のCBD（カンナビジオール）は、医療や健康分野で注目されている非精神活性成分です。CBDは、大麻植物の花や葉、茎に含まれる成分の一つですが、大麻草から抽出されたCBDは、THC(テトラヒドロカンナビノール）が含まれていないため、精神活性作用を持ちません。
現在、日本ではCBD含有製品が合法的に販売されており、CBDオイルやカプセル、化粧品などがあります。これらの製品には、大麻草から抽出・精製された純度の高いCBDが含まれています。
CBDは、人間や動物の体内に存在する「エンドカンナビノイドシステム」というシステムに影響を与えることで、抗炎症作用や抗酸化作用、不安症状の緩和効果、睡眠の質の改善などが期待されています。

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