【そらち南さつまいもクラブとは】
そらち南さつまいもクラブは 2017 年に発足した北海道空知郡栗山町と由仁町のさつまいも生産者による団体です。
両町の生産者２０戸（令和４年度）が所属し、切磋琢磨しながら活動しています。
空知産のさつまいも栽培に関する生産技術の向上を進め、さつまいものブランディングを行うほか、地域の小学校や保育園と連携して食育活動や地域でのイベントの開催、地域外でのイベント出店も行います。

【由栗いも（ゆっくりいも）とは】
北海道でもさつまいもが栽培できることをご存知でしょうか？北海道産のさつまいもはなかなか流通しませんが、少しずつ生産量が増えています。本州よりも寒い土地なため、手間と時間がかかりますがその分「ねっとり」とした食感が加わり、味も甘みが強く出来上がるという研究結果が出ています。（末尾に資料があります）

由栗いも品種は本来ホクホクして甘味が控えめの「べにあずま」！
しかし、北海道の寒冷な地で育った由栗いもは本州産のべにあずまよりも甘くてねっとりしたさつまいもに仕上がります。
「ゆっくり時間をかけて育つこと」と、収穫後に独自の技術で保管し「ゆっくり時間をかけて熟成させる」こと、そして栗山町・由仁町の２町の頭文字をかけあわせて「「由栗いも（ゆっくりいも）」というブランド名になりました。

【まずは「地元に愛される特産品」になりたい！】
さつまいもを北海道で作り、ブランド化させようと思った理由は「子どもたちが美味しい作物があると誇れる地域にしたい」という気持ちがあったからです。
栗山町、由仁町とも農業が基幹産業ですが、例にもれず後継者不足に悩まされている地域です。
野菜の種類が豊富すぎてこれといった特産物が無かったことと、家族がさつまいもが好きなこと、子どもたちに美味しさつまいもをお腹いっぱい食べさせてあげたいという気持ちからさつまいもを栽培することになりました。
農家同士で協力し合い、楽しく熱中する姿を我が町の子どもたちに見せ、両町を「美味しいサツマイモに胸を張れる町」にしたい！と熱意をもって取り組んでいます。
ワクワクしながら夢を持つ大人たちを見ると後継者も自然と育っていくのではないかと思っています。

【受賞歴】
「第一回北大マルシェアワード（北海道大学農学部主催）」　グランプリ受賞（2021年）
公益財団法人空知しんきん産業文化振興基金　産業技術奨励賞受賞（2022年）
国土交通省「わが村は美しく―北海道」優秀賞（2022年）

【ＳＮＳ】
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栗山町、由仁町のHPはこちら
https://www.town.kuriyama.hokkaido.jp/
http://www.town.yuni.lg.jp/

【合同会社ベジタボとは】
合同会社ベジタボは2021年秋に設立した、さつまいもの販売を行うことにより地域活性化を目指す会社です。
加工品の商品開発や販売も行います。

※北海道産のさつまいもの栽培、食味研究資料↓
https://www.hro.or.jp/list/agricultural/research/dounan/publication/manual/sweetpotato_manual.pdf