私達について
カネシゲ農園では、農家の抱える問題を解決するため、持続可能な農業の未来の為に真剣に取り組んでおります。
昨今、農業では後継者や担い手不足、農地荒廃、価格競争による縮小、消滅していく希少地域産物が課題となっております。更にはロスによる果樹や野菜の廃棄処分などの問題に歯止めをかけたいと思い、100年先まで続く農業の為に持続可能な農業と地域を目指し、農業の新しい価値を再考する[RE:AGRI]をコンセプトに果樹栽培、加工、醸造を3代続くこだわりの手法でひとつひとつ丁寧に生産しております。
(RE:USE)
多少の傷により価値を失ってしまう果物や果実を、オリジナルCIDERへと再生させ、お客さまの元へご提供しております。
(RE:CYCLE)
醸造、加工により出てくる不食部分は堆肥に変え循環させ、大地へと帰すことで余すことなくリサイクルしております。
(RE:PRODUCT)
地域の農産物に敬意を払い、付加価値を再構築することで新しい見方、捉え方を提案しております。
[カネシゲ農園の栽培の特徴]
南アルプスを望む高台、天竜川が流れる南信州の爽やかな風、この風土と寒暖差を利用し、糖度と酸度のバランスを絶妙なまま果実に閉じ込められた、カネシゲ農園自慢の樹上完熟りんごが栽培されております。
もちろん、りんごには必要不可欠な土にもこだわっており、雪解け水を地下に浸透させ、栄養豊かな土壌つくりを行う為に、自分たちで配合した堆肥を使用しております。また、農薬は過度な使用を控え、必要最小限度にした減農薬栽培、有機肥料を使用した、安心・安全なりんごをお客さまにご提供するために努力を惜しんでおりません。
この努力と、毎日の積み重ねが実を結び、2018年に徳島で行われた[オーガニックエコフェスタ2018]という農産物の栄養価、旨み成分を競うコンテストにおきまして、りんご部門で最優秀賞を受賞いたしました。
[安心・安全への取り組み]
恵みである果物をこだわり抜いた栽培方法で、お客様に安全で安心して笑顔になっていただける果物を作る事に心がけております。
本当に果物に必要なことは何かを常に考え、病害虫を防止するための過度な農薬の使用を行わず、農薬の使用を最低限度まで減らした減農薬栽培、有機肥料を使用した農業を行っております。こだわり抜いた方法で栽培されたりんごは、栄養価も高く甘くジューシーに育ち、多くのお客さまに喜ばれております。また、一年中美味しいりんごを味わって頂きたいと思いフレッシュなまま贅沢に搾られたカネシゲ農園自慢のりんごジュースも製造しております。
[全国でも数少ない自家栽培・自家搾り、自家醸造のカネシゲ農園のりんごジュース]
りんごの生産だけという事業形態に限界を感じていた先代の古田 道寛は、どうしたら旬で味わう季節の果物を1年通してお客様に味わっていただけるか?と考え、果実の可能性を信じてりんごジュース作りをはじめました。先代は外部に加工をお願いすれば簡単なことをわざわざ手間暇・時間をかけて自らの手で行うことを心掛けました。
その真意は、自分達で栽培した果実を最後まで自分達で責任を持つということ。
お客様へ自信を持って、提供できるものを作ることを大切に考え、採れたてのりんごを園内加工場でフレッシュなまま贅沢に搾った(りんごジュース)としてお客様にご提供しております。
[CIDER~りんごのお酒~]
常に私達はりんごの新しいアプローチや、文化としてりんごの在り方を探求しています。その中のひとつ、南信州の新しい文化(りんごのお酒)にも力を入れております。
世界ではサイダーと呼ばれたり、シードル、シドラ、先代もオレゴン州で口にしたであろうハードサイダーと様々な名前スタイルで愛されるりんごのお酒です。 りんごの果実味と酸、そしてシュワッとした泡がとてもさわやかなので、暑い日に飲むのにぴったりです。カネシゲ農園のシードルはこだわりの自家栽培されたりんごをシードルでも自家搾り、自家醸造してご提供しております。ドライな味わいで料理の味を変えることなく楽しめるお酒となっております。
[カネシゲ農園の野望]
まだまだ理解しなければならないりんごの異文化を体で理解し、サイダーでもシードルでもシドラでも、そしてハードサイダーでもない[Japanese CIDER]を作れるようにその土台となるりんご、文化、ライフスタイルを構築したいと思っています。
今後については様々なイベントの開催や、多彩な果実を使ってつくるクラフトサイダー(シードル)を商品展開していきたいと考えています。
そして今後もさらなる高みをめざし、こだわりの農業は今始まったばかりです!
カネシゲ農園 代表 古田 康尋
農園のなりたち
遡ること50年程前先代の古田 道寛がりんご作りの基礎、果樹の可能性を信じて向かった先はアメリカ・オレゴン州。
当時の日本の果樹農家では考えられないアメリカの先進的な果樹栽培に興味を持ち、今よりも利便性も、情報も少ない日本の反対側に、探究心と情熱が向くままに20歳の青年古田 道寛は1年間オレゴン州でりんご農家への修行の旅に出ました。
そこで彼が見たものは、広大な大地に果てしなく続くりんご畑、合理的に考えられたりんごの栽培技術。りんご作りを支えるメキシコ人、楽しく気さくに働くそのスタイル、環境、栽培方法そのすべてに感動し刺激を得たそうです。
1年間という短い期間でしたが、カネシゲ農園を作り上げる構想の根幹には、オレゴン州で体感してこそ学び得た、栽培技術を基に1本1本りんご作りを行いました。

長野県下條村親田地区にカネシゲ農園の前身となる農園でりんごを植えた先先代・古田 重人の果樹園を継ぎ、先代・古田 道寛はアメリカ・オレゴン州での果樹栽培実習を経て、カネシゲ農園を1974年に創業します。その後、革新的な果樹栽培を取り入れ続け、現在のカネシゲ農園のベースを築き上げました。
5年前に先代は亡くなりましたが、私達はその意思を継ぎ新しい道、最高のりんごを作っていく温故知新の作業はこれからも続きます。
私達はその想いを受け継いで株式会社道を設立しました。社名の「道」は、先代・古田 道寛から一字をもらい、「今までの道を大事にしつつ、これからの道をつくっていく」という思いによります。
栽培から、搾汁、販売まで一貫して自らの手で真心込めて行い、製造した商品を多くの人に知っていただき、最高に美味しいりんごを味わっていただく機会を増やしたいと思い、私達は『FARM&CIDERY KANESHIGE』というブランドを立ち上げて商品を開発、製造しています。
『FARM&CIDERY KANESHIGE』が自信を持って長野の最南端から美味しい果物、果物加工品をお届けします。
『FARM&CIDERY KANESHIGE』が自信を持って長野の最南端から美味しい果物、果物加工品をお届けします。

左から
2代目、初代 
左から
3代目、2代目、弟、母、妹 
左から
3代目、3代目家族と従業員

2代目、初代

3代目、2代目、弟、母、妹

3代目、3代目家族と従業員
カネシゲ農園の果物たち
南信州は長野県の南部に位置し、昼夜の寒暖差やきれいな水・空気に恵まれた、果物の名産地として知られています。
りんご
清らかな空気と水、昼夜の温度差が大きい山間の気候が、りんごの生育に最適な条件を提供しており、その結果、信州産のりんごは甘みと酸味のバランスが絶妙で、食べるたびにその風味に引き込まれます。
信州で特に人気のある品種には、「ふじ」や「紅玉」、「シナノスイート」などがあります。中でも「ふじ」は、その甘さとシャリっとした食感が特徴で、全国でも広く栽培されている品種。果肉がしっかりしており、食べ応えも抜群です。紅玉は、酸味が強く、アップルパイやジャム、ジュースにぴったりの品種として愛されています。シナノスイートは、甘みが強く、さっぱりとした後味が特徴で、食べやすく、子供から大人まで人気があります。
もも
南信州の桃は、その甘さとジューシーさで広く知られており、毎年夏になると多くの人々に愛されています。標高の高い山々と清らかな川が育む豊かな自然環境が、桃の生育に最適な条件を提供しています。特に、南信州の桃はその糖度が非常に高く、果肉は柔らかくてジューシー、まるで果汁があふれ出すような食感が特徴です。
「あかつき」は果肉が緻密でしっかりとしており、果汁がたっぷり。甘さがしっかりと感じられ、香りも豊かです。見た目は鮮やかなピンク色をしており、美しい色合いが特徴です。
「なつっこ」は、非常に甘みが強く、糖度が高いことで知られています。その甘さは、口に入れた瞬間に広がり、非常にジューシーでフルーティーな風味が特徴です。酸味は控えめで、まろやかな味わいがあり、食べる人を魅了します。さらに、香りも豊かで、果実を切った瞬間に広がる甘い香りが食欲をそそります。また果肉が非常にしっかりとしていて肉質が緻密で食べ応えがあります。
梨
南信州の梨は、そのみずみずしさと豊かな甘みで、全国的に人気の高い品種です。山々に囲まれた自然豊かな環境と、清らかな水が育むこの地域の梨は、果肉がしっかりしていて、噛むたびにジューシーな果汁が広がります。特に、南信州の梨はその瑞々しさとともに、甘さと酸味のバランスが絶妙で、一口食べれば、すぐにその魅力に引き込まれます。
品種としては、「豊水」や「幸水」などが特に有名で、それぞれが個性的な特徴を持っています。豊水は、まろやかで上品な甘さが特徴で、果汁がたっぷり。幸水は、シャリっとした食感とともに、爽やかな甘みが魅力です。
近年注目されている品種「にっこり」は非常に甘みが強い一方で、酸味が控えめで、まろやかな味わいを持っています。糖度が高く、しっかりとした甘さが感じられますが、べたつかず、後味はさっぱりしています。食べた瞬間思わず「にっこり」と笑顔がこぼれることから名が付きました。
市田柿(干し柿)
「市田柿」は、南信州を代表するブランド干し柿です。とろけるような食感と濃厚な甘みが魅力で、全国的にも有名です。
市田柿は、果肉に含まれる糖分が非常に高く、干し柿にしたときにその甘さが一層引き立ちます。生のままでも甘いですが、干すことでさらに濃厚で深い味わいになります。特に干し柿は、濃密な甘さと独特の風味が楽しめるため、秋から冬にかけての季節の風物詩として人気です。
カネシゲ農園のりんごジュース&シードル
農家が大切に育てたりんごを加工して皆さまにお届けします!
りんごジュース
あえて収穫直後ではなく、収穫から数か月保存したリンゴで果汁を搾っています。デンプン質の多いりんごも含まれる為に、糖化を待ちます
特に未熟果ともいわれるりんごはデンプン質が多く、収穫直後に果汁にすると青臭く、とても飲めたものではありません。食べても同様です。しかし、低温での貯蔵をすることにより、くどくない優しい甘さのりんごへと変化します。
そのタイミングで搾った果汁を1400ℓのタンクへ貯めていきます。そうすることで全体の味むらをなくし、均一にしていきます。その後、煮沸釜へと移動し殺菌処理を施し瓶詰めへと移り、完成です。当社では
味の調整、補糖等の作業を行いません。あくまでもりんごの味で勝負しております。お子様から大人まで楽しんで頂けるよう少し酸味は低めに感じるかもしれません。しかし、濃厚で、それでいてくどくない甘さを堪能して頂けると思っています。
りんごのお酒、ハードサイダー
りんごの果実酒になります。シードルやサイダー、ハードサイダーといった呼ばれかたをしています。
国産・長野県産のりんごを100%使用しています。
また、搾汁でも一工夫・一手間加えて作っています。まず、先ほどのりんごジュースとは違い、サイダー用には皮や種の部分を多く使います。これによって渋み<タンニン>や香り、雑味が強く出ます。ジュースとは違い、渋みや香り、雑味といった成分が仕上がりの味にかなり影響してきます。絞った果汁はタンクに移され、温度を一定に保ち、酵母菌を投入します。温度を保つのは酵母菌が一番働きやすい環境をキープするためです。その後温度を保ち、細かくチェックをしつつ発酵をさせていきます。そしてベースとなるサイダーが出来上がります。
そこから瓶へと移し、瓶内二次発酵へと移ります。数週間後には酵母由来の炭酸が含まれたサイダーへと完成していきます。
※ツクツクショップ内では、酒販の許可を取っておりませんので、当面の間、リンゴジュース、若しくはニンジンジュースのみの販売となります。
尚、近いうちに酒販の申請を行う予定でおりますので、今しばらくお待ちください。
また、販売許可がおり、こちらのサイトでも販売が可能になりましたら、メルマガにてお知らせいたしますので、ぜひ、カネシゲ農園のメルマガ登録もよろしくお願い致します。
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