∞雪むすひ∞

大麻飾りとは

大麻と聞くとドキッとしてしまうかもしれませんが、
戦前までは日本人にとっては大麻はとても身近な植物でした。

大麻は、古より「海水でも祓いきれない穢れを祓う」役割を担った
「祓い清めのツール」として御神事で使われてきた植物です。
今日でも神社のしめ縄や鈴緒などの御飾りに使われていますが、
その事を知っている日本人はほとんどおりません。

大麻にはいくつかの有用な活用法があり、
一般的には御存知のように葉の薬理効果が知られています。
日本では大麻の葉を所持しますと大麻取締法で罰せられますが、
医療の分野では日本も含め世界的に応用されてもいます。

しかし、大麻の本領は、茎の靭皮(じんぴ)を剥がした
光り輝やく精麻した繊維の部分にあります。
(当然ですが、茎の部位は大麻取締法で取り締まられておりません。)

日本では、この繊維を「精麻(せいま)」と云い、
祓い清めのパワーを秘めた大麻の一番大切な部位になります。
大麻飾りは、この精麻だけを用い、根源的な宇宙の光と水、
そして大麻を融合させた古来から伝わる神聖な御飾りなのです。

当方の大麻飾りは、
原料に栃木産特等級の野州麻(やしゅうあさ)です。
伊勢神宮をはじめとする各社に納めている大麻の精麻だけを使用しています。
製作過程においては、職人が精麻を靈水になめし
一枚一枚丁寧に整えた後に全ての工程を手作業にて結び仕上げております。


消えそうになっている伝統文化や歴史ってたくさんありますが、大麻もそのひとつ。

大麻って悪者じゃないの?日本伝統大麻って何?

大麻に限らず、違う角度で物事を見る事で、見えてくる真実があると思っています。