mail magazine backnumber

メールマガジン バックナンバー

【土遊野循環記】第6回「ヤギさんと生きる。」



・…━━━━━━━━━━━━…・
\シリーズ「土遊野循環記」/

有機米の栽培と平飼い養鶏を主軸に、 循環型農業を行っていますが、今年は、この循環について詳しくお伝えしていきたいなと思っています。 農業に興味がある方、いつかやってみたいと思う方にはどんどん参考にしてもらえたら嬉しいです。
・…━━━━━━━━━━━━…・

前回は「中山間地域で農業経営をしていくために」というお話をしました。
今回は、土遊野の循環の中にいる動物たち、中でもヤギさんが生み出す循環をお伝えします!

どうしてヤギを飼っているんですか?と聞かれると「ヤギミルクをいただくためです」とこたえています。
しかし、37年前私が里山で生まれた時から、農場にはずっとヤギさんがいました。
だから、農場にヤギさんがいないという事が考えられないという感じです。
当時はその他に、ヒツジやクジャク、ウサギなど本当にいろんな生き物がいましたね!
だから、ウサギが襲われてしまう、クジャクが森に還っていく、ヒツジがロープに絡まり亡くなってしまう、、、たくさんの生き死にを目の前で見てきたと思います。


現在、農場にはオスが1頭、メスが3頭います。
私達と同じ哺乳類なので、妊娠し出産するとミルクをいただけます。
もちろん小ヤギへのミルクが優先で、余った分をいただきます。
ヤギさんは草食動物なので、毎日ちょっとの穀物(土遊野のクズ米など)、あとはいただいてくる小松菜などちょっとの青菜と、里山の野草です!

山に羊と書いて山羊(やぎ)ですので、本当に山登りはお手の物です。
里山はとても合っている環境だと思います。
生き物は、本来備わっている習性や本領を最大限発揮できる場所で生きることが、とても大切だと思います。

これは人にも共通していそうですね。


ヤギミルクは人の母乳に近い成分で、母もヤギミルクで育ったと言っていました。

今はいただいたヤギミルクは、家でカッテージチーズやホットヤギミルクとしていただいたり、農場では「ヤギ乳の玄米粉フォンケーキ」を始め加工品に使ったり、地元シェフに分けています。

たくさんいただける時、余ってしまう時は、生まれたてのヒヨコたちに分けます。
"家畜・経済動物”人間にとって生産物や労働力が人間にとって有用なものとなる動物たちを指しています。
土遊野でもペットではなく家畜として飼育しています。

以前はどこか「可哀想」な気持ちがありました。
でも今は、この子たちのお陰で私達人は生きている、ありがとう!本当にありがとうの気持ちで、一緒に生きています







・‥‥…━━ 本日のおすすめ商品 ━━…‥‥・


艶麗大豆の有機きな粉 200ℊ


艶麗(エンレイ)という大豆を、農薬化学肥料を一切使用せずに栽培した、無農薬大豆のきな粉です。
このきな粉は、富山県にある老舗和菓子屋店主の「富山の安心安全で、生産者の想いのこもったきな粉を使って、きな粉餅(信玄餅)を作りたいので、大豆を育ててほしい」という想いから生まれました。
きな粉の製粉は、富山県に唯一残るきな粉製粉会社でオリジナルの焙煎方法で挽いてもらっており、オール富山県産きな粉となっています。
その製粉会社さんでも、「大粒なので香ばしく大豆の香りも残るこんなきな粉は初めてだ。」というお言葉をいただき、唯一無二のきな粉が完成しました。

お買い求めはこちら↓
香ばしさ・香り絶賛!艶麗大豆のきな粉 200g【富山県・土遊野】 (tsuku2.jp)




メールマガジン バックナンバー

過去にお送りしたメールマガジンをバックナンバーとして公開しています。

メルマガを購読する