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医食同源!日本食のチカラ 〜小豆編⑦〜【東洋医学の智恵袋 vol.61】

こんにちは!
十条銀座「誠真堂鍼灸院」院長の東です。

10/18配信のメルマガ
「小豆編③」でもご紹介した通り、
和菓子は洋菓子と比較しても
低カロリーで健康的です。

しかし、「少し甘すぎるな」と
感じた和菓子も
少なくないのではないでしょうか。

今回は、含まれる糖分の観点から
お話してみようと思います。


◆市販のゆで小豆缶は健康に良いのか?

以前、僕が一人暮らしをしていた時
あんこ好きな僕は頻繁に
「ゆで小豆缶」を買って
お汁粉にして食べていました。

僕は、小豆も好きですが、
実は餅も大好物。

お汁粉や大福、
おはぎなんかが目の前にあると
ほぼ一瞬にして僕の胃袋に
入ってしまいます。

ホントに
「目がない」んですよね(^^;)

しかし、ご存知かもしれませんが
市販のゆで小豆缶や粒あんには
かなり多くの砂糖が含まれています。

例えば、ある有名メーカーの
ゆで小豆缶200gに入っている
砂糖の量はなんと約77gだそうです。

角砂糖にすると、
約20個分に相当します。

ちなみに、
ファン◯オレンジ500mlの
砂糖含有量は57.5g、
角砂糖14.3個分に相当しますから、
それよりも多いということに…。

これでは、健康になるために
小豆を摂ろうとしているのに
かえって健康を害してしまいますよね。

私たちの身体は、糖質を摂りすぎると
中性脂肪として蓄える仕組みがあるため
糖尿病や肥満のリスクが高まるのは
ご存知のとおりです。

そのため、
市販のゆで小豆缶や粒あんは
一日大さじ1〜2杯程度に
抑えることが大切と言われています。

昔、無知だった20代の頃の僕は、
ゆで小豆缶1缶を1日で
ペロッと食べていましたから
様々な体調不良が出てくるのは
当たり前だったのですよね…。

無知とは罪なり、
反省の日々です。

ということで、
何が言いたいかといいますと
ゆで小豆は健康のためには
ご自身で作りましょう、
ということです。


◆白砂糖の危険性

市販のゆで小豆に使われている砂糖は、
白砂糖(上白糖)です。

白砂糖には栄養がないと
よく言われますね。

それは、白砂糖の製造過程で
ミネラルやビタミンなどの栄養素を
すべて取り除いてしまうからです。

つまり、
「白砂糖は自然界に存在しない
不自然な状態」だと言えます。

そして、精製が進んでいるため
混ざり物がほとんどなく、
腸内でもすばやく
吸収されることになります。

すると、血糖値が急上昇しやすく、
体脂肪として蓄積しやすいという
特徴があるのです。

もう少し詳しくお話しすると、
白砂糖は体内でブドウ糖の形で吸収され、
ビタミンB群の助けを借りて
エネルギーになります。

そのため、摂りすぎると
ビタミンB群が不足したり、
糖反射が起こり、
胃腸に負担がかかることが
報告されています。

※糖反射とは、糖分の摂りすぎにより
 胃腸の働きが一時的に止まったり
 便秘になることです

つまり、
白砂糖が多く含まれるものを
たくさん食べても、
体内でエネルギーにならず、
逆に身体は疲れていくのです。

そして、さらに
「特に白砂糖が悪い」と言われるのは、
以下の3つが理由があるからです。


1. 潜在性

白砂糖を摂取していても
すぐに体には変化が起きないので、
ゆっくりと知らない間に
体が蝕まれていく


2. 増量性

最初は少ない量で満足していたのに、
少しずつ摂取量が増えていく


3. 習慣性

白砂糖を使った食品を食べ続けることで、
次から次へと白砂糖を含んだ
甘いものを食べたくなる


白砂糖の中毒性は、
やはり危険です。

その8に続きます。


誠真堂鍼灸院
東 洋史

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