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ファスティングのすすめ その6【東洋医学の智恵袋 vol.18】

こんにちは!
十条銀座「誠真堂鍼灸院」院長の東です。

病気になって寝ているとき
「食べないと良くならないよ」と言われ
無理にご飯を食べようとした経験、
誰にでもありますよね。

しかし、回復のために
何とか食べようとしても
身体はそれを受け付けてくれません。

結局、ほとんど食べれずに
食事を終えることになります。

「食べないと治らない」のは、
食べたいのに食べられなかった
時代の話です。

食べ物が少なくて栄養不足になり、
それが原因で病気になったのであれば
食べた方が栄養を摂れるので
病気は早く治ります。

しかし、日本の人口の15%が
罹患しているとされる生活習慣病は、
その原因のほとんどが食べ過ぎです。

普段の何気ない体調不良も、
食べ過ぎに起因するものが少なくありません。

「食事の時間が来たから
お腹は空いていないけど食べる」

一日三食が当たり前になっている現代では
食べ過ぎも当たり前になってしまって
いるのかもしれません…。

このメルマガをきっかけに
少し食生活を見直してみてくださると
とても嬉しく思います。


◆認知症になりやすい食べ物

では、今回は
認知症を招きやすい食べ物を
ご紹介したいと思います。

認知症の約7割を占める
アルツハイマー型認知症は、
40代からジワジワと進行していると
言われています。

人間には「自然治癒力」という
身体を修復する機能がありますが、
男性は40歳、女性は35歳を境に
その力は下降していきます。

そこに、不摂生な食生活やストレス、
溜まった疲労や睡眠不足などが加わると
自然治癒力では修復できないほど
脳にもダメージが蓄積していきます。

繰り返しになりますが、
アルツハイマー型認知症の原因は、
「アミロイドβ」という不要なタンパク質が
脳内に蓄積し「老人斑」という
シミになってしまうことです。

今から生活習慣をできるだけ見直して
アミロイドβが溜まらない生活を
することが大切です。

以下、アルツハイマー病を
引き起こしやすい食材をご紹介いたします。

1.砂糖

前々回のメルマガでもお話ししましたが
「インスリン分解酵素」が
体内のアミロイドβを分解する役割を
果たしています。

糖分を摂り過ぎると、この酵素は
大量のインスリンの分解に忙しくなり、
アミロイドβの分解まで手が回らなくなります。

菓子パンや炭酸飲料、アイスクリームなど
大量の糖分が含まれているものは
避けた方がよいでしょう。

甘いものがお好きな方は、
甘酒をお試しください。

甘酒の独特な甘さが苦手な方は、
シークワーサー入りの以下の商品であれば
抵抗なくお飲みいただけると思います。
https://ec.tsuku2.jp/items/01032005212292-0001?t=3&Ino=000011512200


2.小麦

砂糖と並んで
認知症を引き起こす食べ物の代表です。

小麦の主成分である「グルテン」が
腸のバリア機能を低下させ
アルツハイマー病のリスクを
高めることが分かっています。

「腸のバリア機能」とは、
飲食物中の有害物質を吸収させず
身体を守る機能のことを言います。

そんな大切な機能を低下させるなんて
小麦の摂り過ぎは危険ですね…。


3.トランス脂肪酸

この「トランス脂肪酸」の有害性は
もう有名ですね。

マーガリンやショートニングなどに
含まれる脂肪酸です。

アメリカや欧州では、
トランス脂肪酸の使用は
厳しく規制されているのですが、
日本では食品中の含有量の表示が
義務づけられていません。

そのため、マーガリンやショートニング、
植物油脂が使われている加工食品は
避けた方がよいでしょう。


4.マグロ

寿司の定番ともいえるマグロですが、
最近では海水汚染の影響で
水銀の含有量が多い魚として
アルツハイマーのリスクとなることが
分かっています。

厚労省も、マグロやかじきなどの
大きな魚は水銀の含有量が多くなるため
摂取を週2回以内にすることを
推奨しています。


5.ひじき

健康食品として人気のひじきですが、
実はアミロイドβを作り出す
ヒ素の含有量が高いのです。

イギリスでは、食品企画庁が
「注意して摂取するように」と
促した事がニュースになりました。

日本では、ひじきを食べたことによる
健康被害が確認されていないため
何も規制はありませんが、
日本の動きは総じていつも遅いです。

摂り過ぎには注意した方が良いでしょう。


上記の1〜3をみると、
ハンバーガー・ポテト・コーラのセットや
ドーナツ、ケーキなどは、
やはり気をつけた方がいいですね。

スイーツ男子の僕としては
少し寂しい限りですが、
健康は何物にも代え難い財産です。

効果的にファスティングをしながら、
口に入れるものにもこだわっていきたいと
思っています。

その7に続きます。


誠真堂鍼灸院
東洋史

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