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ファスティングのすすめ その3【東洋医学の知恵袋 vol.15】
こんにちは!
十条銀座「誠真堂鍼灸院」院長の東です。
今の時代、食べたいものを
食べたいときに手軽に食べられます。
真夜中でも少し歩けば
24時間営業のコンビニで
好きなものを買えます。
日本初のコンビニが誕生したのは、
1973年のこと。
50年前に始まったこの便利な食環境は、
今や当たり前になっていますね。
そして、そのおかげで、私たちは
空腹を感じる機会が減りました。
お腹は減っていないのに、
時間が来たから食事を食べる。
私たちは、そんな生活を
当たり前のように送っています。
しかし、ほんの少し前の時代まで
人類はずっと空腹と闘い続けてきたのです。
◆空腹と免疫力
人間は、風邪を引いた際、
体温が上昇し食欲は低下します。
こうして、身体を守るための
臨戦態勢を整えるのです。
これは、体温上昇と同様に、
「空腹状態が免疫力を上げる」
と言い換えることができますね。
風邪など体調不良の際の食欲不振は、
空腹を維持し、血液中の栄養分を減少させます。
すると「貪食細胞(マクロファージ)」
と呼ばれる免疫細胞(白血球)が
血液中の栄養分を食べられなくなり、
代わりに細菌やウィルスなどを見つけて
食べ出すのです。
要するに、貪食細胞の異物捕食機能が
空腹状態を作ることにより高まって、
免疫力が向上するということです。
◆「腹八分目で医者いらず」には続きがある
私たち日本人は、先進国の中でも特に
カロリーオーバーになっているようです。
しかも、カロリーオーバーなのに
栄養は不足しているという「隠れ栄養失調」が
増えているとされています。
確かに、糖尿病や高血圧といった
「生活習慣病」と呼ばれる病が
近年増加していますね。
食生活の欧米化により
口にするものが変わったことも
原因として挙げられますが、
同時に「食べ過ぎ」も大きな原因に
なっていると考えられます。
「腹八分目で医者いらず」という言葉を
よく耳にすると思いますが、
その続きがあることは
あまり知られていません。
「腹八分目で医者いらず。
腹六分目で老いを忘れる。
腹四分目で神に近づく」
覚えておきたい言葉です。
その4に続きます。
誠真堂鍼灸院
東洋史
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