誠真堂鍼灸院

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美容に!健康に!甘酒の魅力 その2【東洋医学の知恵袋 vol.4】

こんにちは!
十条銀座「誠真堂鍼灸院」院長の東です。

前回は、甘酒に関して「総論」的な
お話をさせていただきました。

いよいよ、今回から「各論」です。
甘酒の魅力をたっぷりお伝えいたします。

さて、甘酒には「麹甘酒」と
「酒粕甘酒」の2種類ありますが、
今回は「麹甘酒」について
東洋医学的に詳しくご紹介したいと思います。


◆飲む漢方薬「麹甘酒」

前回簡単にご紹介した通り、
「麹甘酒」は、白米に米麹をまぜて
発酵させます。

つまり、材料はお米と米麹のみ。

そして、あまり知られていませんが、
どちらも漢方薬として古代から使われています。

ます、米は「粳米(こうべい)」
という名前で漢方薬になっています。

その性質は「平性(寒熱の偏りがない)で無毒」

つまり、どんな体質の人が口にしても
健康に害はない、ということです。

さらに、胃腸を整えて元気を補い、
口渇(のどの渇き)や下痢にも
効果があるとされています。

そして、みなさんご存知
スーパーフードである麹も、
「神麹(しんきく)」という漢方薬です。

こちらは、温性(身体を温める性質)で、
胃を温めながら消化不良を改善し、
下痢を止める胃腸薬として
重宝されています。

こう考えると「甘酒」は、
広い意味では「胃腸を整える漢方薬」
と、言えるでしょう。

しかも、誰が飲んでも健康を損なわない
まさに「スーパードリンク」ですね。


◆「胃」は健康の要!

東洋医学では、身体の中心にある「胃」は
「健康の要」とされています。

胃は、私たちの生活の糧である
飲食物を受け入れ、消化し、
それを血や肉に変えて身体を潤します。

胃が健康であればこそ、
健康な身体が作られるのです。

そして、だからこそ体調不良の多くは
胃から始まるとされており、
治療の際、胃の調整は必ず行います。

身体に合う薬を飲んでも、
胃がしっかりと消化できなければ
効果が半減してしまいますし、
胃腸の調整は東洋医学では必須なのです。

これは、漢方だけではなく、
鍼灸治療を行う際も同じです。

そんな大切な胃腸を整えてくれる「麹甘酒」

毎日飲んで、季節の変わり目の不調を改善し
感染症に負けない丈夫な身体を作りましょう!

次回は、「麹甘酒」に含まれる
豊富な栄養素について詳しくお話いたします。

誠真堂鍼灸院
東 洋史

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