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お金の勉強②

本日は、通貨についてお話ししたいと思います。

 

通貨に対して正しく理解しておく事は、お金を稼ぐ上で、そしてお金を守る上でとても大切なことです。

 

 

日本ではほぼ『円』しか流通していませんが、

世界的に見て、『円』という通貨は主流でしょうか?

 

世界という視野に立ち、通貨を俯瞰して見ることにより、今後の対策が立て易くなるでしょう★

 

 

 

私の大好きな漫画

インベスターZから学んでいきましょう(^^)

 

漫画では、

主人公の財前が藤田家の跡取りとの投資勝負でFXについて勉強している時のお話し。

 

ちなみに、

FXとは、「Foreign Exchange」の略で、外国の通貨を売買し、為替の変動で利益を得る取引のこと。

日本語では「外国為替証拠金取引」といいます。

 

漫画では、

両替比率はどの様に決まるか?という事に触れています。




 

 

世の中に通貨と言われているものは200種類を超えます。

 

その価値は需要と供給によって定められているとありますね。

 

 

 

 

そして、相撲と同じで通貨にも番付があると言っています。


 

世界の通貨の60%は米ドル

ユーロは25%

 

なんと円はたったの4%!!

 

確かに。。。

 

 

海外へ行けば、

その国の「自国の通貨+米ドル」が使える国がほとんどです。

 

ですが、日本では、円以外は使えません。

 

これぞ通貨鎖国w

 

 

先ほど、通貨の価値は需要と供給で決まるとありました。

 

という事は、日本の『円』というのは国際的に見ると『需要』そして、それに伴う『価値』は決して高くないということになります。

 

 

また、円安や円高についても触れています。

 

 


ドルが高くなれば、

円は安くなる。



これが、「円安ドル高」逆は「円高ドル安」

 

 

 

では、現在の日本はどちらに向かっているのでしょうか??

 

 

08〜2012年頃までは円高(1ドルが80〜90円ほど)でした。

 

が、2013年頃から円安ドル高に振れて来ています。

 

第二次安倍政権のアベノミクスという政策によるものです。

 

日本は量的質的金融緩和を行い、円安トレンドに持っていこうとしているのです。

 

 

では、なぜ日本は円安にしたいのでしょうか??

 

それは日本は円建ての借金をたくさん持っているからです。

 

日本の借金1000兆円は

1ドル100円であれば、10兆ドルですが、

80円であれば12.5兆ドルとなり、ドルベースで見れば借金は増えてしまっています。

 

では、1ドルが120円になればどうでしょう?

なんと!8.3兆ドルとなり、借金は12.5兆ドルから8.3兆ドルに減り、借金は40%も改善されているのです!

 

更に日本は世界で2番目に米国債を持っています。

1ドル80円で米国債を買い、120円の時に売れば、資産を大きく増やすことが出来ます。

 

なぜドルで見て借金が改善されていれば良いのか?

それは国際的に見て国家のバランスシートは全てドルベースで評価されているからです。

 

 

つまり、

円安政策というのは、国民ではなく、国家にとって都合の良い政策ということになります。

 

 

では、国民にとっては、円安政策の恩恵はあるのでしょうか??

 

漫画ではこの様に言っています。


 


 


「1ドル75円から1ドルが150円になれば円の価値は2分の1となる」とあります。

ドルの価値が上がることで相対的に円の価値は下がるのです。

 

これを『インフレ』と言います。

 

そして、もうひとつインフレと呼ばれるものがあります。

 

それは、物価の上昇です。

 

日本は現在年2%の物価の上昇を目標にしています。

 

この50年も年平均3.5%物価が上昇しています。

 

仮に今後日本で年2%物価が上昇していくとすると、

5年後には約10%物価が上がっていることになります。

 

というとこは、支出は今より10%増えているということになります。

 

では、それに伴い、年収も10%増え、銀行のお金も10%増えていなければ、生活レベルは10%落ちているという事になる訳です。

 

では、日本人の給料は5年後10%増えているでしょう??

 

怪しいところです。

 

皆さんの預金残高は10%増えているでしょうか??

 

皆さんもすでに御存じの通り、日本は世界一金利が低い国ですよね。。。

 

銀行金利0.001%〜0.5%です。

 

仮に日本の定期預金に入れても、皆さんの銀行のお金が2倍になるのに144年かかります。。。

 

物価は2%上がるのに対して、銀行のお金は0.5%増えない。

 

つまり、その差1.5%ずつ毎年資産が減少していくということです。

 

 

これからの時代は円安で資産が減り、物価上昇で資産が減る時代になるのです。

 

 

では、どうすれば良いか??

 

それは

①最低でも年2%以上お金が働くところにお金を入れておくこと

 

②円の価値が下がるなら、それに伴い価値が上がるドルを保有する

 

ということです。

 

 

余談ですが、

過去国家破産した国では、ハイパーインフレというものが起きています。

急激なインフレにより自国の通貨価値がどんどん減っていったのです。

 

ですが、その混乱の中で沢山のお金持ちが生まれました。

 

ロシアではその人達をニューリッチと呼びます。

 

彼らに共通した事

それは、自国の通貨以外で資産を保有していたこと、それも自国の銀行ではなく、自国の影響の及ばない海外の金融機関に資産を移していたことです。

 

日本で今後長期に渡りインフレが起こればどんどん円の価値が減り、逆にドルの価値は増えていきます。

 

このように

通貨を俯瞰してみる事で、新しい発見と選択肢が生まれてくるというこです★



・・・・・・・


いかがでしたでしょうか😀


勉強になりますね!!



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