インドのアーユルヴェーダは、実存する医学の中で最も古く5000年という歴史があり、「生命や寿命の科学」とも言われるものです。
ここには、5000年という歴史を刻んできた私たちの祖先の知恵が凝縮されています。
そのアーユルヴェーダでは「自然界や私たちの体は３つの要素から成り立っている」と考えます。

その3つの要素とは
・風
・火
・水

そして白湯はこの3つの要素を完璧に満たした飲み物と言われます。
白湯を作る時の水は冷たくて重い質を持っています。
それを火にかけることによって火という質が加わります。
そしてアーユルヴェーダで勧める白湯は、よく沸騰させて作ります。
よく沸かすことによって風のエネルギーが入りこみ火で沸かされた水が軽くなっていくのですが、10分間沸騰させることにより水の質、火の質、風の質の3つのバランスがちょうどよく整った飲み物ができるというわけです。
白湯は、この３つの質が完全に溶け込んだ完全に純粋な飲み物。自然界を構成する３つのエネルギーが完全に整った完璧な飲み物というわけです。
私たち人間が、これを体に取り込むことで、身体の中に持っている本来の自分の身体の全体性を取り戻すことができます。
それによって人はココロや体が軽くなりリラックスでき、人とのコミュニケーションがうまくいき、幸福感をより感じます。
つまり、その人自身の全体性を取り戻すことは、人が幸せになっていくこととイコールなのです。

目まぐるしい現代社会の中で生きている私たちですが、アーユルヴェーダの最も大切な知恵の一つ、簡単に作り手軽に始められる「白湯」を是非毎日のルーティンに加え、たくさんのミラクルを起こしてみてくださいね。