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moaniの窓

〜あなたの空間に心地よい風を〜 こんにちは、plainsailing店を運営するmoani(モアニ)といいます。moaniとはハワイ語で(香りを運んでくる)そよ風や穏やかな風をあらわします。

 皆様は、翡翠石が拾えるヒスイ海岸は知っていますか?近年有名になっているのは新潟県糸魚川市(過去に糸魚川に翡翠と触れ合う旅に出ていますが、そのお話はまた今度)となりますが、富山県にもヒスイ海岸があります。何とその海岸では、砂浜で翡翠石を拾う事ができるのです!
 翡翠の勾玉は縄文時代の古墳からたくさん採取されていますが、長い間、『原産地のビルマから中国を経て持ち込まれた』という大陸移入説とされていました。
 所が、昭和のある日、ヒスイ海岸で泥遊びをしていた子ども達が、土の中から翡翠の勾玉を見つました。これがきっかけとなり発掘調査が入り、ヒスイ海岸近くで翡翠の加工工房遺跡が見つかる事となるのです。
 古代の人が重宝した翡翠は、海を渡ってきたのではなく、国内生産されていたという事が解ったのです。

 さてさて、先日友だちとお昼ご飯を食べている時の事です。彼女は久しぶりに里帰りをする話をしていました。
「じいちゃんが亡くなった後に、翡翠たくさんもらったんだ。じいちゃん、近くの海岸から翡翠を拾って、加工して…」
「…翡翠を?海岸で?えっ?もしかして…」
そうなのです。彼女の故郷は富山県。ヒスイ海岸の近くで産まれ育ったとの事。亡くなった彼女のお祖父ちゃんは、純度の高い翡翠石を採掘し、加工して装飾品にし、お土産屋さんで売っていたとの事。
「お祖父ちゃん、すごい!会って見たかった!」ちょっと興奮気味で伝えたら、
「えっーーー!」と彼女は驚いて、笑っていましたが、でもとても嬉しそうでした。

 彼女にお願いして、お祖父ちゃんの形見となった、翡翠の勾玉のペンダントトップを格安で譲ってもらう事にしました。新年早々に受け取りました。実家のお祖母ちゃんもとても喜んでいたそうです。
 因みに、彼女のお祖母ちゃんも、天然石に精通していて、普通の緑の石と、翡翠石とを見分ける事ができるそう。「ヒスイ海岸近くに住んでいる人は、皆その能力が備わっているのか」と質問してみた所、彼女も彼女のお父さんもそれはできないとの事でした。どうやって習得するのだろう…いつかできるようになりたい…なんて。

 縁があってやってきた翡翠石、精麻糸でネックレスにするのはお手の物です。心身共に守ってくれるお守りになりますように…。翡翠石がいたであろう、翡翠色に輝く日本海の海を想像しながら、手仕事を楽しんでいきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございます。


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 先になりますが、出店が決定しています。大きな会場での楽しいイベントです。ぜひ遊びにきてください。

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