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よしおか助産院★メールマガジン12月号★

こんにちは!
成田市の桶谷式母乳相談室 よしおか助産院の吉岡由紀子です!

12月もあっという間に10日がたちました。
朝晩の寒さも厳しくなっていますが、皆さん元気にお過ごしでしょうか?

冬は夜中の授乳が今まで以上にツライ(涙)と感じる季節ですね。
また、夜中やお昼寝中、赤ちゃんの手足がびっくりするくらい冷たくて驚いたことはありませんか?
今日は、赤ちゃんの手足の冷たくなる仕組みについて、お話しします。

赤ちゃんの手足が冷たくなる理由は、大きく分けて二つあります。
ひとつは、大人に比べて皮下脂肪が少なく外気の影響を受けやすいのです。皮下脂肪が少ないと体温が逃げやすいため、冬場など気温が低いと、手足の温度もそれに合わせて低くなり冷たくなります。

そして、もう一つの理由は、手足が体温調整の役割をもっていることです。
人は眠るときに体温を下げることで眠気をおこすのですが、このとき体温を下げるために手足の毛細血管を広げることで熱を逃がすという働きがおこります。
「赤ちゃんは眠くなると手足が温かくなる」と言われるのは、このためです。

この働きによって眠るときは手足がぽかぽかと温かくなりますが、完全に寝入るとこの働きはなくなるため手足の温度は戻っていきます。
寝入る前後で手足の温度が変わるのはこのような体の働きによるものなのです。

逆に寒い場所などでは、体温を上げるために手足の毛細血管を収縮させて体の中心に血流を集める働きがおこることで、手足が冷たくなることもあります。
このように、赤ちゃんは手足で体温調節を行なっているのです。

赤ちゃんの手足が冷たときは、お腹や背中など体の中心を触ってみましょう。手足の先は冷たくても中心部分が温かければ問題はありません。

手足が冷たいと温めてあげたくなりますが、手袋やソックスなどは履かせなくても大丈夫です。体温が高くなったときに熱を逃がすことができず、体温調節がうまくできなくなってしまう可能性があります。体の中に熱がこもったままになってしまうと、乳幼児突然死症候群のリスクが高くなるとも言われています。
また、布団の掛けすぎも窒息などの危険があったり、どうせ蹴飛ばしてしまうので、スリーパーや腹巻などがおすすめです。

赤ちゃんの手足が冷たいときがあるのは自然なことなので、お腹や背中が温かければ、心配はいりません。
寒くて布団から出るのがツライ季節ですが、夜中に授乳することで、赤ちゃんのお腹も温まります。冬の夜間授乳も、二人でくっついて授乳しながらお母さんと赤ちゃんで体も心もほっこり温め合ってくださいね。

毎年、年末年始はよしおか助産院をはじめ、千葉県内の桶谷式母乳育児相談室で当番で休日診療を行なっています。
よしおか助産院のスケジュールは今月の下旬にメルマガとホームページにてお知らせ予定です。

大掃除、年賀状、帰省など、主婦には正月休みはありませんが、元気に年末年始を乗り切りましょうね!

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