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<きもの美人道>とは?!その3 きもの美人道の目指す世界

きもの美人道 代表・ひとみです。

前回、前々回で、

<きもの美人道とは>?!
をテーマに、

その1. きもの美人道の目指す”心”
その2. きもの美人道の振る舞い

をお届けしました。

今回は、

<その3. きもの美人道の目指す未来>

と題し、

1)着物・着付けの現状

2)ハードルの高い着物

3)着物を通して伝えたいこと

をお届けします!

最後までお読みいただくだけでも、
素敵な和美人になれますよ〜!

************


1)着物・着付けの現状

まず日本の着物・着付けの現状ですが、
20〜40代女性で、
自分一人で着物が着られる人は、

たった10%!

(浴衣で30%)

と言われています!

まして、
人様に着物をお着せして、
お金を得られるレベル、
となれば、、、
5%にも満たないでしょう。


私は、その事実を知った時、
愕然としました!

着物を着る人間の周りには、
着物を自分で着られる人は結構いますので、
一般的な事実に気がつきにくいのですよね。


着付け師になった当初は、
お客様がおっしゃることに、

「え?こんなことも知らないの!」

と、びっくりすることばかりでした^^);



2)ハードルの高い着物

着物の先生、というと、
お母様(おばあさま)が着物好きで、
小さい頃から着物を着せられていた、
とか、
お家にたくさんの着物がある、
という方は多いです。

私の場合は、
母がそれほど着物好き、
という訳ではなく、
数枚持っている程度です。

子供の頃は、
七五三と、
夏に浴衣を着せてもらった程度です。

高校生〜大学生の頃には、
お正月休みに、
ウールのアンサンブルの着物を
着せてもらっていました。

(そういえば、ウールのアンサンブルって、
今、売ってるところみませんよね〜)


そのように、
着物は、本来、
成人式だけのものではなく、

日常の中で、折に触れ、
お母さんが娘に、
おばあちゃんが孫に、
着せつけてあげるくらいなもの。


「着物は面倒」
「着物は高い」

というのは、私もわかりますが、


「着物は苦しい」

という声には、
「???」
です。


自分で着るようになれば、
どの位置に、どのくらいの強さで
紐を結べば良いのか分かりますし、
第一、 楽です。

皆さん、成人式でいきなり振袖を着るのが、
初めての着物なので、

着物=苦しい

なのですよね・・・。



かつて、
普段着としての着物が売れなくなり、
呉服屋さんたちは、
路線を高級品へ変えて、
単価をあげたのです。

これも商売としては
致し方なかったのでしょうが、
買う人を狭めてしまいました。

着付けもできないから、
なお買わなくなります。

今や、着物は、

・とてもハードルの高いもの
・レンタルすれば良いもの

となってしまいました。


オリンピックという晴れ舞台の
開催国でありながら、
自国の民族衣装を
お披露目できないで終わったくらいですから。




3)着物を通して伝えたいこと


資金力のある着物愛好家は、

「買い支える」

という意識もあって、着物を購入しています。


それはそれで素晴らしいことですが・・・

私は、

<着物を着た時に感じる自分自身>

こそ、認識して欲しいと切に願います。



軸の通った体感と、
着物にふさわしい気高さ、
その神聖とも言える状態であるのが、

「最上のわたし」

です。


つまり、着物は、

本来の美しさを引き出してくれるもの

なのです。


私が着付け師となったばかりの頃、
こんなことがありました。


写真スタジオで、
七五三のお子様の撮影の
ママに着付けをさせていただいた時のことです。


そのお客様が、
ご来場された時の印象は、
髪が明るい茶色で、
見た目からして、今どきな、
いわば、ヤンキーな感じでした。


髪を結い、着付けしていくと、
そのお客様は、

「着物って、背筋が伸びて、気持ちいいですね!」

とおっしゃって、

着上がった時は、

「着物っていいですね〜。
 私も、着付け習おうかしら!」

と、ニコニコ顔。

雰囲気も優雅になって、
失礼ながら、
先ほどお見えになった方とは別人のようでした。


私は、着付けをしていて
一番嬉しいのは、実は、その方が、

<最上のご自身に気が付かれた時>

なんです!


着物は、ただ着ただけで、
美しくなるわけではありませんよね。


本当の美しさとは何か?
魂の輝き、
そういったものが伴ってこそ、

真に美しい人=美人

になります!


着物一枚を作るために、
どれだけの人の手にかかってきたか。

着物は、最後に人が着て完成するもの。

どの職人さんも、
「どんな人が着るのだろう」
「さぞ、素敵だろうな」
と、
まだ見ぬお客様を思いながら、
着物をつくっているのです。


着物を着る者は、
バトンを受け取った最終ランナーと言えます。

ここまでバトンをつないでくれた人たち、
ひいては、着物になってくれた原料の植物ら、
全てに感謝しますよね。


着物を着る、着ない
というだけではなく、

「日本人の魂の、
本来の美しさを取り戻す!」

これこそ、
きもの美人道の目指すものです。

着物を着る行為は、そのツール、
ということです。


民族衣装の中で、
紐だけで着るのは、
着物だけだそうですよ。


着付け師は、
その技術に誇りをもって仕事をし、
単なる着付けマニアで終わってはいけない、
と思っております。



メルマガをお読みくださるあなた様も、
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ぜひ、お仲間になっていただきたいと思います!


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なんでもご連絡くださいませ!


お待ちしております!


*****************

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

<きもの美人道>とは?!
その3. きもの美人道の目指す未来

1)着物・着付けの現状

2)母から娘へ受け継ぎたい着物のある日常

3)着物を通して伝えたいこと

いかがでしたか?

今後も、不定期ですが、
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