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インド音楽が100倍面白くなる!
ナマステ!
タブラのことならおまかせ HEAT bEAT MUSIC です。
いかがお過ごしですか?
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「タブラ(tabla)」という名前は、アラビア語で太鼓を意味する「タブル(tabl)」から来ているといわれています。
では、インドのタブラはアラブから来たの?
というと、そういうわけではなく、
楽器そのものの起源は、諸説あって実は現在でも確定されていません。
・古代インドにさかのぼる説。
・インド亜大陸に入ってきたイスラム教徒が持ち込んだという説。
そのどちらも確実な資料や証拠は得られていないようで、今後の研究に期待したいところです。
「タブラ」という名前の起源以外、よく分かっていないというのは、意外に感じられるかも知れませんね。
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インドは面白い国です。
国といっても、多文化・多言語・多民族・広大な土地を指しますので、我々島国の日本人の感覚でいう「国」というと理解できないところが多々出てきます。
インドは〜、インドでは〜、と一概に言えないところも多くあります。
それはタブラは〜、というところにも現れていて、
例えば、右手側で演奏する高音楽器も、ダヤ、ダヤン、ダヒナ、チャットゥなど色々と呼び名・名称があって「どれも正しい」です。
色々あって「どれも正しい」というのは、もしかしたらなかなか日本にあっては持ちづらい感覚かも知れませんね。
これが正しい、のではないかとか、それは間違っている、とか言ってしまいそうになる。
でも「どれも正しい」し「どっちでもいい」笑
タブラの修行を始めてから、インドではそういうことによく出会います。
良く言えばニュートラル。
個人的には、そんな感覚はすごく心地良くて、インドの好きなところでもあったりします。
固有名詞のスペリングが色々だったりするのは適当だなと思ったりもしますけど、でも発音だって言語によって変わってしまうんですよね。
こんな面白い経験があります。
師匠のタブラのクラスには、インド各地から若い精鋭たちが集まってきます。
そこで、師匠の発するタブラ言葉のフレーズを
ベンガル人、ラジャスタン人、ケララ人、日本人、、
それぞれ自分の耳で聴き取って、それぞれの言語でノートに書いていくんですよね。
(日本人はアルファベットで書いてます。カタカナ表記は音が聴き取れなくなるのでおすすめしません。)
でも、やっている本質的なこと(タブラの音)は同じなわけです。
本質はちゃんと伝承されていくんですね。
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さてさて、
だいぶ話が発展してしまいましたが、タブラの魅力をご紹介するイベントをご案内します。
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『インド音楽が100倍面白くなる!ワークショップ 〜タブラソロ編〜』
インドの音楽は、
繰り返しのフレーズを重ねながら、いつのまにかその世界に入っていってしまいます。
このワークショップでは、
その秘密を、音楽としてリズムの観点からシンプルに解き明かして体感していきます。
カッコいいタブラの映像を楽しみながら進行していきますので、誰でもお氣軽にご参加いただけます。
インド音楽が100倍面白くなる!
タブラソロが100倍面白くなる!
コツとツボがわかります。
2021年6月6日(日)14:00〜16:30
江戸川印度文化センター
東京都江戸川区東葛西6−23−11–2F
詳細・お申し込みはこちら↓
https://ticket.tsuku2.jp/m/eventsDetail.php?ecd=92220504201225
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最後までお読みいただきありがとうございました。
また次回のメルマガでお会いしましょう!