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【あいさつしない子の心理と親ができること】
【あいさつしない子の心理と親ができること】
『うちの子あいさつできなくて。。。』
お母さんからよく寄せられるご相談のひとつです。
しかも、言葉を話し始めた乳幼児期の頃からしばらくは、かわいらしくごあいさつできていたはずなのに、
成長の途中で、ほとんど(または一切)あいさつをしなくなってしまったという子も少なくありません。
特に、発達凸凹のお子さんに多い傾向があります。それぞれのお子さんによって、あいさつをしない理由は様々ですが、以下のような理由があげられます。
《あいさつをしない理由》
・感覚が鋭敏がゆえに防衛本能が働き、よく知らない人にあいさつすることに抵抗を感じている。
・同上の理由でよく知らない人から注目をあびたくない。
・いつもと違う状況下であいさつをするのは、普段どおりのルーティンであいさつするようにスムーズに対応できない。
・あいさつをする必要性を感じない。
・あいさつしたことでいい思いを得たことがない。
・あいさつをすることが大事なのは知っていつつも親の前であいさつする姿を見られたくない。
・『あいさつ上手だね~』などと子ども扱いされるのが嫌だ。
では、どうしたらあいさつできるようになるのか?
あいさつしない理由がその子によって様々なように、あいさつできるように親ができることも、ひとつのマニュアルなどはありませんが、一例として以下のようなものがあげられます。
《あいさつできるように親ができること》
・日頃から『あいさつされるとうれしい。あいさつされないと悲しい。』ということを伝え続ける。※基本ですがコレが通用しない子も多い
・事前に『おばさんと会った時に、おばさんのお顔がこっちに向いたらコンニチハ。って言うお約束ね。』などとどのタイミングで言うか伝えておく。※ただ『あいさつしようね』だけではタイミングがつかめない子もいる
・事前に『自分からコンニチハ。が言えたら帰りにアイス買ってあげるね。』※アイスのためにあいさつするという脳回路が形成されないように、実際にあいさつ直後にきちんと褒めるテクニックも必須
・賢い系の発達凸凹の子にはあいさつの歴史やあいさつをする意味を論理的に説明する。
そして一番大切なのは、
『いつか心の成長と、その子のタイミングで、あいさつするようになる』
ことを心から信じてあげて、あとはゆったりゆっくりと『待つ』こと。※『まだ言えない。まだ言えないと心で感じながらの待つ』ではない
いかがでしたか?
お子さんの性格や特性に合わせて参考になさってみてくださいね。