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地球をあきらめない 〜私が考える、21世紀に人類がやるべきこと〜 (8)

こんにちは!!
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序文(Introduction)
1. 総論 なぜ地球をあきらめる必要がある?なぜその議論が出るのか?
① 多くの誤解とその理由
② 温暖化と気候変動
③ 環境問題のとらえ方と解の導き方
④ 具体的な取組みと長期的なビジョン
2. 陸上養殖の取組み
⑤ 海洋資源は今後どうなっていくのか?
⑥ 畑で養殖?水産業は思い込みを排除し、新たな道へ
⑦ 儲けからではなく、環境から逆算する思考を持とう!
⑧ 農地活用を阻む、抵抗勢力の正体
⑨ 日本を水産物の輸出国へ、新たな取組みの開始
3. 農業の取組み
⑩ なぜ、若者は農業をやりたがらないのか?
⑪ 農業を取り巻く「情報格差」の絶望
⑫ 環境問題からみる農業の重要性
⑬ 具体的な取組みと長期的なビジョン
4. 健康と福祉の取組み
⑭ 健康と福祉の相関。皆、つながっている
⑮ 人は、地球以上には健康にはなれない
⑯ 障がい者福祉について思うこと
⑰ 世界標準にしたい、新たな取組み
あとがき

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2. 陸上養殖の取組み
⑦ 儲けからではなく、環境から逆算する思考を持とう!
弊社のことを述べる。まず、私(平野雄晟)とパートナーの彩が、なぜ、この環境改善を主業とするビジネスに挑んでいるか?を説明する。まず、私であるが、36歳で、残りの人生をどう生きるか?何を生業にして生きるか?を考えるために、一度立ち止まって大学院に入学してみることとした。ビジネス・ブレークスルー大学院(BBT)のMBA(経営管理修士)コースへの入学である。MBAが国内で、しかも世界初のオールサイバー(今で言うリモート型教育)で、時間と場所の制約を受けずに取得できるというシステムに惹かれた。2006年のことである。当時、私はプルデンシャル生命という外資系生保で総報酬制の営業マンをやっていた。総報酬制とは、固定給の無い総出来高制給与体系のことである。生命保険の報酬は概ね、初年度が厚く、次年度以降が薄いが蓄積される、よって、入社して最初の2年間が勝負で、そこで頑張っていれば、いきなり給与がゼロになることはない。私はその2年間、年間360日近く働き、その余力を持って、BBTに入学した。結果的にこの経験が、私の人生を変えたのである。BBTでの学びの目玉は学長である大前研一氏が毎週、「もし自分がソフトバンクの孫氏だったらボーダフォンの買収をどう行うか?」などの現実に起こっているケースをリアルタイムで考え、結論を出すRTOCS(Real Time Online Case Study)である。これは、いわば、考える習慣形成と、考える筋道のトレーニングである。もちろん、これだけでなく、この2年間は大学受験の頃よりも勉強した。でも楽しかった。本当に私の人生のピットインだった。この話を始めたら尽きないので、本題に戻るが、私は毎週のRTOCSを繰り返していくうちに、大前学長の回答に賛同できなくなってくる自分が居た。学長が示す結論は、もちろん、一意見であり、正しい答えなど無い。当初は世界的コンサルタントである大前学長の意見にいかに近づけるか?に努力していたが、次第に「その答えは場当たり的であり、持続可能ではないのではないか?」と考えるようになった。そうである、大前学長は既存の資本主義の仕組みの中で最適解を導こうとしていて、資本主義の仕組みそのものの問題には言及していなかった、と気付いたのである。そこで私は、本当に持続可能なビジネスとは何か?を考えた。結局、2015年に私と彩の活動母体である株式会社Global Green Marketing(GGM)を設立するまで、7年かかった。GGMがやるべき事業は以下。

1. 地球環境を改善する(Improvement)
環境を改善する商材を販売する:汚泥処理/水処理/土壌改善/砂漠の緑化/生態系の改善、等
2. 地球環境の悪化・破壊を予防する(Prevention)
地球環境と共生する手段を提供する:第一次産業の実践と技術改善/天然資源の乱獲に対する代替手段の提供/エネルギー自給手段の提供/原発の廃止、等
3. 人類の幸福に資する(Welfare)
安心な食糧・水・空気・を市民が手に入れるための支援:第一次産業の収穫物の販売/第一次産業に伴う福祉事業/Hope of Fukushima事業(高放射線量土壌・汚染水改善、放射性汚泥処理)、等

現在、「2」から開始し、技術ストックを蓄積している段階である。
「儲かるからやる」ではなく、「やらなければならないことを儲かるようにデザインする」という着眼点である。つまり、社会課題にしか取り組まないのである。そしてクライアントに子孫や地球環境を含めて考えている。その順序で考えていけば、自ずと、養殖に農地を使う、といった発想になる。どこを切り採っても社会課題の解決に関係しており、多くは前例のないことにぶち当たる。まだスタートアップ期であるが、私が考案したこの「解」が社会に足跡を残せるか?大変なことの連続であるが、自分でも楽しみにしながら、取組んでいる。



Profile
平野 彩/平野雄晟
環境活動家。多くの環境ボランティア活動を行い、環境を改善するためには資本主義の仕組みを改善しながら活用することが必要と感じ、現在、第一次産業に環境技術を導入し、商業化する取組みを開始。千葉県安房郡鋸南町を拠点に、以下の4社を経営している。
■ 株式会社Global Green Marketing(環境商材の開発、営業代行) 
■ 株式会社Seaside Consulting(陸上養殖)
■ 株式会社Co-GII(就労継続支援B型事業、障がい者グループホーム)
■ 株式会社Earth Keeper(認定農業者、農地所有適格法人)

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パブリシティ 畑でエビ養殖!?休耕地増加や環境破壊憂い常識覆す(テレビ朝日)
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000235092.htm

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