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最も大切で最初にしておくこと(後編)

子どもの未来も損をさせない!不動産の家庭教師の嶌田です。
前回は、ご自身の中の軸のお話しをしました。

今回は、お相手の事情や気持ちというのも知ってみることで、前編の重要性が増すのではないかと思い、書かせていただきます。

【『不満=売却』の提案になりやすい根拠】

売却を胸の内に秘め、売りたいと言わなくても不満いっぱいの状態が丸わかりで「どうしたらいいですか?」なんて不動産会社に言ったら売却を勧められるでしょう。

想像つきますか?

ちょっとここで不動産会社側の視点も学んで頂きたいと思います。
例えば、一戸建て。

仲介手数料の違いを見てみましょう。

賃料15万円の物件だとします。
賃貸物件で成約に至った場合、仲介手数料は一ヶ月分の15万円(税抜)です。


では、購入(売却も同じ)では?

35年借り入れ 変動金利 0.475%としましょう。
100万円あたり2,584円が返済額です。

月々の返済15万円÷2,584円×100万円=約5,800万円
※返済額から物件価格を割り出す計算式です。

※金利がもっと低ければ、もっと高い物件が買えるということになります。

5,800万円の物件の売買の仲介手数料は・・・
5,800万円×3%+6万円=180万円(税抜)

賃貸と売買での不動産会社の仕事量は、金額ほどの差はありません。
大して変わらないのに収益が10倍以上も違うんです。


【相手のポテンシャルを引き出すために】

上記の計算式を見れば、サラリーマンとして、どう提案すべきかはわかりますよね?
提案しなかった後の上司への報告…やり取りを想像してみてください。

あぁ。怖い・・・!

良い人そう、というだけで方針を簡単に委ねないことをオススメします。


【何が仕事の役割りか?】

話し相手の収益が見えると相手の事情、思考も見えてきます。

あなたが、提案内容の適正さを判断できる自分軸があること。
伝えきれる自己表現をしようと試みること。
そうすると担当者の言動や思考も変わり、結果が変わるんです。

購入にしても売却にしても、あなたが発注者であり指揮命令系統の権限は、あなたにあります!

あなたが営業マンよりも上の立場であることを忘れず、あなたが『判断できるための考え方を得るために』不動産会社には相談をしてください。

「どうして、そうしたいのか?」を不安や不満だけではなく、こんなことも伝えてみてください。
「これからについて自分にはどんな展望があるのか?」
「家族に対しては?」
「周りに対しては?」
そういった前向きな視点から捉えた物事も確認して整理しておきましょう。

不動産に長けた人間からの意外な提案とは、あなたの自分軸から生まれてくるものなんです!

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