薬に頼りたくない方をサポートする ”ファーマシー未来堂”

mail magazine backnumber

メールマガジン バックナンバー

マスクによる口腔内トラブル①

おはようございます。

マスクの常時着用によって
「熱中症」「耳鳴り」「突発性難聴」の相談が増えていますが、
「口腔内トラブル」もその一つです。

「口腔内トラブル」とは
「歯周病」や「口内炎」、「う歯」など様々です。

「歯周病」は、歯や口腔の健康のみならず、全身の健康にも悪影響を及ぼすことが分かってきています。
特に、「糖尿病」「冠動脈心疾患」「早産・低体重児出産」などにも「歯周病」が影響する可能性が指摘されるようになってきました。

巷の感染症騒ぎのせいで日常的に「マスク」を着ける方が増え、
口腔内の衛生状態は悪くなる一方。

なぜ「マスク」で「口腔内トラブル」が増えるのか?
「歯周病」の原因となる「細菌」のほとんどが「嫌気性菌」と言って「酸素」が苦手なんです。
口に蓋をしている状態が長く続き、
「酸素」をしっかり取り込まないからそういうことが起こりやすくなるのです。

そこで皮肉にも、薬を日常的に続けることはあまり勧めない薬局ですが、
「漢方薬」で「口内炎が改善した」という方が続いたため、
2種類の「漢方薬」をご紹介させて頂きます。

まず1つ目が、
「桂枝五物湯(けいしごもつとう)」です。

口腔内の「急性」症状
(「急性」とはその名の通り「急に現れた症状」であり、
 長年同じ症状で苦しめられている「慢性」の「口内炎」の方は後日紹介する「甘露飲(かんろいん)」をお勧めしています。)
そして「急に現れた」というだけでなく、症状が「ひどい」というのも「急性期」の特徴です。
その症状の一例として

・歯が痛む
・歯茎が腫れ、出血する
・歯が浮く
・口臭が氣になる
・口内炎

などになります。

特に「熱」をもった状態の「口内炎」に対して

「桂枝五物湯(けいしごもつとう)」は
清熱(熱を冷ます)作用の「黄芩(おうごん)」「地黄(じおう)」
排膿(膿を出す)作用の「桔梗(ききょう)」
利水消腫(余分な水を流し腫れを取り去る)作用の「桂皮(けいひ)」「茯苓(ぶくりょう)」
と5種類の生薬を含み、その生薬の数の少なさから効果も早いです。
「桂皮(けいひ)」とは「シナモン」のことで、
なかなか飲みやすい漢方薬となっています。

但し、「口内乾燥」してしまっているような「慢性期」の方には
前述した通り「潤い」を与えて「熱を取る」ような別の漢方薬をお勧めしています。
そのような方は後日配信する予定の「甘露飲(かんろいん)」について読んでみてください。

自分も子どもの頃から「口内炎」には度々悩まされてきました。
健康には自信がありますが、「う歯=いわゆる虫歯」や「口内炎」など口腔内はトラブル続きの幼少期でした。


それも「五行説」を学び納得しました。

「甘いもの」が大好きな幼少期、
飲み物は「スポーツドリンク」を好み、
和菓子も洋菓子も甘いものならなんでも大好きでした。

「甘いもの=虫歯」
は誰でも想像がつくと思いますが、
「甘いもの=口内炎」
というのはあまりピンときませんでした。

次回は「砂糖」について配信予定!

かなり耳の痛い話になりますが、
是非お楽しみに♪

今日も暑くなります!
「口腔内トラブル」を起こさないよう、
マスク外して新鮮な空気をいっぱい吸い込んでください♪

「子どもたちの未来を守りたい」
 ファーマシー未来堂
 国際中医師 島田幸一 でした。

メールマガジン バックナンバー

過去にお送りしたメールマガジンをバックナンバーとして公開しています。

メルマガを購読する