おはようございます。
東北地方〜日本海側を中心に豪雨被害が甚大ですね。
被災された方々へお悔やみ申し上げます。
小田原から足柄上地区では「暴れ川」で有名？な「酒匂川」があります。
うちの薬局もこの川が氾濫したら3m浸水してしまうとされているので、
他人事とは考えず、非常時への備えは常にしておきましょう。

話変わりまして、先日帰り道に拾いました。

「蝉の幼虫」

近所の神社でよく蝉の抜け殻を見つけるのですが、
幼虫が神社から道を間違えたのか、
道路を横断していたので車に轢かれる前に保護してあげました。

するとその夜羽化が始まり、
生まれて初めて蝉の羽化を見ることができました。

翌朝無事に巣立っていきました。

そして残された「蝉の抜け殻」を子どもら大切に保管しています。

実は「蝉の抜け殻」は漢方薬として使われます。

今回はそれが含まれる漢方薬「消風散」について解説します。

「消風散」は主にこの時期に使われる漢方処方で、
アトピー性皮膚炎などで使われます。
乾燥によるかゆみというよりもジュクジュクして熱を持つ状態のかゆみに使うと良い場合が多いです。
ツムラの添付文書によると
【効能又は効果】分泌物が多く、かゆみの強い慢性の皮膚病
（湿疹、蕁麻疹、水虫、あせも、皮膚掻痒症）
【使用目標＝証】比較的体力のある人の慢性の皮膚疾患で、患部に熱感があって、
多くは湿潤し、掻痒のはなはだしい場合に用いる。
1） 頑固な皮疹で、分泌物があって痂皮を形成し、その外見が汚穢で地肌に赤味を帯び、口渇を訴える場合。
2） 皮膚の病変が夏期にむかって、増悪する傾向のある場合。
とあります。

これだけですとよく分かりにくいですね。
明日はもう少し細かく中に含まれる生薬も含めて書く予定です♪
長くなりましたのでこの辺で。

本日も不安定な天氣が続き、
急な雷雨に要注意の予報。

一昨日までとは急に氣温が下がったことでも体調崩されないようご注意ください。

「子どもたちの未来を守りたい」
　ファーマシー未来堂
　国際中医師　島田幸一　でした。